7.温浴ノ楽園
「うわッッッ!!!」
反射的に息を止め、「ウグッ!」と込み上げるものを無理やり飲み込む。
俺の体に全てを出し切ると、ハルは特大の放水器をぶら下げて定位置に戻り、例の完璧にセクシーなポーズで落ち着いた。
「このクソ……ハル!No!」
チラッとこちらを見るハル。もう遅い。部屋は一ヶ月でバイトを逃げ出した悪徳ペットショップを思い出させる匂いで充満した。
とにかくこのままでは俺はハルのトイレだ。窓を開け、服を洗濯機に放り込み、風呂場へ。
——
42度のシャワーに希釈されたアンモニア臭の湯気が妙に香ばしく肺を満たす。こうなれば味噌も糞も同じと、俺もその場で放尿した。
ガシガシと体と頭を洗い、3日分の垢と抜け毛が排水口に詰まるのをボーッと見ながら流す。
引っ張ると、ズルズルと灰色のヘドロが纏わり付いた長い髪の毛が出てきた。
——
湯気と汗で濡れたまま冷蔵庫を開けると、中で溢れた牛乳が流れ出し、カビたトマトが転がり落ちた。すぐに扉を閉じる。
棚から米袋を引っ張り出してしばし停止し、元に戻した。
「ハル、散歩。」
ハルは耳をぴくりと動かし、尻尾を振った。首輪とリードをつけ、部屋を出る。
"春06|アイの楽園—俺と彼女が犬に食べられるまでの365日"へのコメント 0件