破滅派の2022年7月合評会「世界遺産」に急遽参加し、破滅派をざわつかせた古谷経衡。

作家であり、『愛国商売』などの小説作品も刊行している古谷がなぜ急に合評会に参加したのかと破滅派同人がざわついていたが、古谷のtwitterによると、佐川恭一作品にハマったことがきっかけで破滅派に到達した様子である。

そのまま「佐川沼」にハマり、『シン・サークルクラッシャー麻紀』を布教することを強く誓い、その勢いそのままシラスで番組を配信することにしたようだ。一連の流れに三日間しか費やしていないことにその思いの強さが感じられる。

書評番組<書評回> 面白過ぎて危険『シン・サークルクラッシャー麻紀』 『サークルクラッシャー麻紀』(佐川恭一著)はシラスで2022年6月27日(本日)19:20〜20:20の一時間となっている。アーカイブをあとから購入することも可能で、番組単体で550円となっている。

シラスは東浩紀が運営する放送プラットフォーム。すべてのコンテンツが有料課金性となっており、配信者と視聴者がともに成長することを目指して創業された。ゲンロンを母体としており、さやわか・西田亮介・辻田真佐憲といったおなじみのメンバーの他、鹿島茂・石田英敬らアカデミズム出身のオーセンティックな年長者も参加している。

いずれにせよ、作家・批評家として名を知られ、西村賢太の熱心な読者でもあった古谷経衡が佐川恭一にどのようにはまっていったのか、興味深い番組となりそうだ。