6月27日 「熱中症気」
私が小学生の頃は、お昼の暑くなる時間までに宿題を終わらせなさいと言われていたものだ。1980年代当時の夏の朝は、扇風機だけで十分だった。麦茶を飲んで体を冷まし、午前中に宿題を終わらせる。その後、友達と外で遊んだりしたものだ。
気象庁の東京の過去の気温データによると、日平均気温は昔と今であまり変化はないが、おそらく台風などの災害で平均値を下げているだけかもしれない。近年、台風の数も勢力も増しているような印象がある。猛暑も困るが、大人になった今では台風も困る。
現在、夏の最高気温は40℃近く上がり、夜が明けてもなんとなく暑いし、扇風機からは熱風しか来ない。これではクーラーがないと宿題なんて絶対にできるはずがないし、日中に外で遊んでいる子供は見かけなくなった。うちの正面にある公園には保育園が時々遊びに来ているのだが、気温が高いと熱中症対策として園舎で過ごしているのだそう。
ところで、政府が節電を呼びかけている。節電ポイントで2000円分の買い物ができるらしいが、物価高なのにたった2000円で何が買えるというのだろう。まさかアイスで猛暑を凌げとでもいうまいな。その2000円欲しさに暑さに耐える人がいるのならば、是非ともお目にかかりたいものである。・・・いや、いるかもしれない。それはお年寄りだ。昨年だか、冷房費を抑えようとしたお年寄りが相次いで熱中症でお亡くなりになっていた記憶がある。要するに、一番熱中症で命を落としやすいお年寄りが利用しそうな政策なのだ。いやぁ、これはいかんでしょ。
猫はPCに乗りたがる生き物だ。うちの猫たちもよく乗ってくるので困る。が、この時期のPCは暑いため、猫はフローリングで転がっている。そのフローリングですら冷たくない。人間の私も猫も暑いのだが、我が家で唯一元気な生き物が存在する。それは熱帯植物たちである。冬は全く生長しないのに、この時期になると毎日変化が起こる。変な色の葉をつけ、怪しい蔓が伸び続ける。日本の夏は、彼らのためにあるのかもしれないと思えてくるほどだ。私が夏を嫌いになれないのは、彼らが生きていることを実感するからかもしれない。
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