陽だまりの部屋で耳が分解されている
幼い子どもがひとりで組み立て直す
窓をオレンジ色に染め上げた
夕陽の中に
得体の知れない秘密が詰め込まれている
誰にも、こじ開けられないまま
ひっそりと錆びついていく
答えを、
教えてくれ
氷の味ならもう知っている
すべての雨は
丸い形を忘れ
まるで銀針のように
雲の左目から降り続ける
流れる電線が鉛色の空を分割し
激しい太陽の光が射してくる
いくつもの破片を押し退けながら
昼になれば乾くだろうと
自分の影を外に干してみた
光の向こうの
暗闇の向こうの
小さな部屋の陽だまりの中、
永遠に終わらないパズル
あと一ピース、
あと一ピースが足りないために
もしかしたら夕陽の中に
忘れてしまったのかもしれない
"夕陽よ凍れ"へのコメント 0件