2026年1月3日、トランプ政権はベネズエラのマドゥロ大統領を拘束する
「アブソリュート・リゾルブ作戦(Operation Absolute Resolve)」を
決行しました。
この出来事はすでに世界に向かって発信され各国に衝撃が走っています。
しかしこの作戦決行前に、過去、二度の暗殺未遂に遭っているトランプが
側近を信用できず何日も前からベネズエラ問題をAIに相談していたことが
あまり世間に知られていませんが一部報道で明らかになっています。
このAIは最高レベルのセキュリティを備えた専用AI(LLM)であり盟友の
イーロン・マスク氏から提供された「大統領専用AI(=コードネーム”THE
ORACLE”)だといわれています。
イーロン氏は大統領に政府の古いスーパーコンピュータではなく自身の衛
星網「スターリンク」に直結した「超汎用AI」を供与したらしく、極秘裏
とはいえこのことは一部の側近には知られていました。
トランプは第2次政権発足後、極めて積極的にAIを推進しています。
昨年2025年11月にはAIによる科学革新を加速させる「ジェネシス・ミ
ッション」を立ち上げAIを国家戦略の柱に据えたばかりです。じつはこの
ころトランプがイーロンに要求した「絶対裏切らない、秘密を漏らさない」
大統領専用AI、ORACLEが完成していたのです。
大統領職は多忙です。
全世界から入ってくる山のような情報や、高官、諜報工作員らからの報告を
一人の生身の人間が全部聞いて全部を統合した判断などとても無理です。
しかし、トランプの場合、
大統領の寝室に設置されたワイヤレスの端末からORACLEが分析した結果
(OSINT)を大統領の耳元で囁くといわれています。これは正直とてつもな
い知的能力を大統領にもたらすことになります。
噂によればこれだけ大規模で優れたAIであるのにトランプの質問はかなり平
凡なことばかりだったようです。
「ベネズエラちゅうたら、世界最大の原油埋蔵量を誇る国やのになんで国民
にはガソリンがなかなか手にはいらんのや?」
トランプはイーロンに専門用語を使わず要点だけをわかりやすく伝えるシス
テムにしてくれと頼んでいたのでAIの解答はかなり平易だったそうです。
「確かに世界最大の埋蔵量を誇りますがベネズエラの原油は超重量油といっ
てそのままではすぐにアスファルトのように固まってパイプラインに流すこ
ともできません。特殊な加工が必要です。その加工のために莫大な費用がか
かり、また米国や中東産の、水のようにさらさらと流れる軽量油を購入して混
ぜて薄める必要があるのです。つまり世界最大の重油埋蔵量といっても軽量
重油を購入するための資金や特殊な、何百億ドルもする化学工場がなければ使
える重油にはならないのです。ある意味、それらの先端技術と資金が
なければ重油など埋蔵されていないのと同じともいえます」
「せやけど今の大統領の前まではなんぼでもガソリン出回ってたし、国民も
豊かやったやないか」
「それは米国がベネズエラに軽量油を提供していたからです。それだけでな
く米国の石油企業がベネズエラに数百億ドルを投じて加工用の特殊工場を建
設し稼働させていたからです。それらはすべて現在の反米政権が誕生して以
来、中断され、米企業の化学工場は廃墟になっています」
「中国やイランは友好国やのにベネズエラに軽量油提供してないのかい?」
「中国はベネズエラの重油の7割をタダ同然に買い叩いて輸入していますが
ベネズエラ国民の利益になることはいっさいやらず、勿論、軽量油の提供も、
加工技術の供与もしておりません。それどころかただ同然で買い叩いたあと
自国のみで加工して利用しています」
「えげつないやっちゃな」
「問題はベネズエラの重量油を精製したあとの成分がジェット燃料やロケッ
トエンジンの燃料として最適かつ必須なことにあります。中東や米国の軽量
重油は車を走らせるエンジンには最適ですがロケットエンジンには向かない
のです」
「そりゃあ、米国にとって防衛上の死活問題やで」
「中東や米国(シェールオイルなど)で採れる軽質油はパラフィン系である
のに対し、ベネズエラ産の重質油はナフテン系(環状飽和炭化水素を多く含
む)という特徴を持っています。ナフテン系は低温でも液化状態を保つこと
が出来るので宇宙空間を飛ぶロケットエンジンには必須なのです。今の中国
のベネズエラ産原油独占状態を放って置くと米国は宇宙における軍拡競争で
中国ロシアに敗北するだけでなく近い将来、安全保障が中ロに脅かされる事
態に直面するでしょう」
「なるほどイーロンがいっていたのはこのことだな」
「スペースXのファルコン9などで使われるケロシン系燃料「RP-1」は、非常
に厳しい基準があります。ベネズエラ産の原油に含まれる特定の成分は、熱に
さらされても炭渣(スス)が出にくい性質を持っています。ロケットエンジン
の冷却パネルを燃料が通る際、ススがたまるとエンジンが爆発する危険がある
ため、この「熱安定性」の高さが重宝されるのです」
「そんならなにかい、ベネズエラ以外にそのナフテン系を含んだ超重量油を埋
蔵してる国あらへんのかいな」
「わずかにありますがそれが中国とロシアなのです」
「あっちゃー」
わたしの推測にすぎませんがおそらくトランプと専用AI、ORACLEとのあいだで
このような会話が交わされたものと想像できます。
「ほならORACLEよ、もう悠長なこといってるレベルの話やないで。ベネズエラ
懲らしめたいんやけど、どないしたらええ?」
「それならいい手があります。もうすでにあらゆる青写真が出来上がっています」
トランプはだれもいない寝室でAIの戦術を聞きながらニヤニヤ笑い、
「そらおもろいやないけ。よっしゃ、お前に任せたで」
例のカツラのような白髪をゆらして上機嫌になった。
「大統領閣下、もしこのベネズエラ急襲作戦が成功しましたらわたくしORACLE
に軍事防衛安全保障関連の全権を委ねる大統領令に署名していただきたいのですが、
如何でしょう」
「ああ、いいよ」
トランプはいともたやすくそう返したという。
これはわたしの憶測ではなく関係者の証言ですが……実はトランプ邸からはるか離
れた街の瀟洒な家の地下の一室でイーロン氏がイヤホンを耳にしながらくくくくと笑い
転げていたそうです。
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