三省堂書店が主催するオンラインセミナー「三省堂書店めくる塾」で、ブックジャーナリスト内田剛のオンラインイベント「本屋大賞ノミネート発表記念!読んでない人のために解説します読書会」が2月15日に開催される。
「三省堂書店めくる塾」は三省堂書店がクラブ三省堂会員および読者に向け2023年11月よりスタートした新サービス。毎月10人前後の講師が様々なジャンル・テーマでオンラインセミナーを開催している。
2月1日に「2024年本屋大賞」ノミネート10作が発表されたことを機に、内田による「ひとりでも多くの方に小説を読んでいただきたい、本の面白さを知ってもらいたい」との思いに三省堂書店が共感し、開催する運びとなった。
今年のノミネート作は、川上未映子『黄色い家』(中央公論新社)、小川哲『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社)、津村記久子『水車小屋のネネ』(毎日新聞出版)、夏川草介『スピノザの診察室』(水鈴社)、塩田武士『存在のすべてを』(朝日新聞出版)、宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)、知念実希人『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』(ライツ社)、凪良ゆう『星を編む』(講談社)、青山美智子『リカバリー・カバヒコ』(光文社)、多崎礼『レーエンデ国物語』(講談社)の10作品。4月10日に大賞が発表される。
内田はブックジャーナリストで、本屋大賞実行委員会理事、ポプラ社「全国学校図書館POPコンテスト」アドバイザーを務める。30年の書店勤務を経て2020年からフリーで活動。これまでに書いたPOPは5000枚以上でブックレビューの執筆や講演活動、POP講習会を実施。著書に『POP王の本!』(新風舎)がある。
今回はとくに未読の人々に向けてノミネート作品の魅力や読みどころ、そのポイントを伝えるとのこと。
今年も様々な作品がノミネートしたが、これら全部を読むのは時間的にも厳しいだろう。こういう機会に未読の本について触れるのも面白いかもしれない。イベントは無料だが、Peatixでの事前登録が必要。詳しくはHPで確認を。
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