私はただ生きたかった
生への欲望
それは社会に作られる
社会に馴染め
社会を尊べ
社会で死ね、犬のように
社会の歯車になり切れなければ
不用品として捨てられるのみ
代わりはいくらでもいるさ、と
支配者の声が聞こえる
誕生は犬のよう
生存は犬のよう
死は犬のよう
囲まれて棒で叩かれ、小便をかけられたつくしのように生きることを強制される
阿修羅のように見える本質の顔
それは違う
阿修羅、に対抗するには阿修羅を狩るのみ
阿修羅ではなく
本物のDevilになる
それが唯一の脱出口
Devilは孤独であり
尊ばれず
関与されず
見過ごされ
遺棄され
ゴミのように死ぬのみ
犬とどちらがマシか?
首につけられた鎖を解くは
己の意思に依る
しかしまた犬のように生きるのもまた一興
気にすることはない
犬であることを忘れられる合法の麻薬はたくさんあるのだから
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