2021年より開始した『アウレリャーノがやってくる』に始まる破滅派の出版事業だが、2022年6月に2冊同時リリースが決定。ラインナップは佐川恭一によるオリジナル長編と斧田小夜によるSF短編集である。

佐川恭一は破滅派フリークならご存じの通り、『ダムヤーク』『舞踏会』などの近刊も多く、もうまもなく最新長編集『アドルムコ会全史』を発表する予定だ。小説すばるなどの商業媒体でも活躍しており、その活躍は多くの人が知るところである。破滅派から出す長編はこれまでの佐川のキャリアの集大成となるだろう。

斧田小夜は破滅派きっての実力派作家として知られ、東京創元SF短編賞も受賞しているプロ作家である。シリコンバレー勤務経験を活かしたサイバーSFやル=グィンを彷彿とさせるスペキュレイティブ・フィクションなど、その作風の幅は広い。また、増田作家(はてな匿名ダイアリー作家)としての側面も持つ。自身初の単行本として、純度の高いSF短編集を準備中である。

どちらも2022年5月29日の文学フリマ東京を予定しており、一足早く手に入れるには第34回文学フリマに足を運ぶか、破滅派の通販サイトミニコme!で予約をするのが一番早く手に入れる方法だ。

今後の進捗や書影の発表、予約情報などについて早めに知りたい方は、破滅派のニュースレター「破滅派通信」を購読することをお勧めする。

  • 会員登録がお済みの方はマイアカウントの「プロフィール > コンタクト」から「破滅派通信を購読する」を設定。
  • 会員登録がお済みでない方は、ページ右上の「新規登録」から会員登録。

オルタナティブ文芸コミュニティとして今後も目が離せない破滅派の新作を要チェック!