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RECS 衝突する惑星

香紅 安理家

原作者はわたしではない
原作者に喜んでもらうために必死になろう
嘘だ、続きが書きたいのだ
しかし、まだ書き終わっていない

全ては恩師のために

ところで―――
わたしは幻想を書きたいのに、なぜサイファイを書いている?

タグ: #SF #ライトノベル

小説

2,378文字

RECSレックス 衝突する惑星

 

西暦3017年。総人口150億に膨れあがった地球人類は、太陽系全体を支配していた。

過去と比べて諸科学技術は目覚ましく進展していた。だが、1つだけ科学技術ではどうしようもならないことがあった。

太陽系は限界を迎えていた。増えすぎた人類は行き場を失い、資源は食いつぶされ、もはや人類がこれ以上太陽系で生存していくことは不可能になりつつあった。

そんなバカな、と思うかもしれないが、我々は人工的に惑星を作り、人類をその惑星に移すという計画を策した。その人工惑星を建造するために必要な期間は300年と見積もられ、その間だけならば人類は生存可能であろうと判断がなされた。

これで人類はこれからも発展していけそうだ。と息を吐いたとき、太陽系の片隅にある天文台から奇妙な報告が届いた。

アンドロメダ銀河が異様な速度で銀河系に接近している

 

 

【 #0 プロローグ 】

 

「それは―――どういうことだね。」

その質問を投げかけたのは、人口惑星Rolling, Electric, Connecting, System,ローリングエレクトリックコネクティングシステム 略してRECSレックスの開発最高責任者アレックス・サンダース氏である。

「さきほど説明したとおり、アンドロメダ銀河が異常な速度で銀河系に接近しています。このままでは、惑星同士の衝突が発生し、人類が危険に晒される可能性があります。」

サンダース氏は予想外の事態に困惑している。脂ぎった身体を体型に合わない椅子に押しつけ、ハンカチーフで頬を伝う汗を拭っていた。わたしは各国の首脳と、昨今ではすっかりめずらしい、美しい木製のテーブルを囲っていた。

 

そして、彼はわたしにアンドロメダ銀河衝突対策を押しつける。

四日考え抜いた末に出された結論、それはRECSレックスを兵器に改造することであった。惑星を砕いてしまえば、その破片が隕石となって太陽系に降りそそぎかねない。しかし、RECSレックスのバサードラムシステムを利用すれば、惑星を完全に消滅させることが可能かもしれないからだ。

© 2019 香紅 安理家 ( 2019年5月5日公開

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