2.れたす 緑のフリル
指先で触れると
パリンと 小さな音がした
ガラス細工よりも もっと繊細な
緑の吐息
あなたは自分を閉じ込めない
風をはらみ 光を透かし
ゆるやかに 空気を抱いている
幾層もの ちぢれた波打ち際は
まるで 地上に降りた雲のよう
滴る水滴を 宝石に変えて
朝のテーブルに 涼風を呼ぶ
芯に近い 白緑の
透き通るようか その潔さ
噛み締めれば あふれだすのは
大地の もっとも清らかな涙
重さよりも 鮮やかさを
沈黙よりも ときめきを
ちぎるたびに 心まで
みずみずしく ほどけていく
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