「厳しいこと言うようですけど、
オンカジは絶対ダメです。」

「考えてきた?」
「良し。」
「貴明も読んでる」

「どーせ半分は仮病だと思ってるよ!
まったく、ふざけんなだよな!」
「憲さんは憲さんでアレだから。
滝沢も居ないしさ。ヒロシでも呼んじゃう?」
「あんまりめでたくないヤツらが集まるのも
たまにはいいと思うんだよね。」

「ヒロミ君がやるって言うんで
観光にきてます。
僕らめでたくないヤツらですか?」
「そうみたい。」「じゃあ行きましょう」
「長野県
松本市の松本城ですよ」
「やっぱりいいね。」
「お城を見るときはどうしたらいいですか?」
「近くで見ない。」
「あ、それだ。」
「お掘りの外から見るのがベストですね。」
「僕なんかだと天守閣も気になったりなんかして」
「見ない。」「……というのは、やっぱり何かきっかけに見たいじゃない?」
「そうゆうものですか?」
「僕らめでたくないからね。(笑)」
「よーし、今日は見ないぞー!」
「そうそう、」
「実は、さっきお団子を買ってきてまして。」
「お、いいね。」
「何本欲しいですか?」
「そりゃあ、……
コラ!全部よこしなさい!」
「とまあ、
僕らだったらここでカット割って、
お団子争奪戦ですよ!」
「あーなるほど。」
「やっぱりね、仕切りが入らないと。
分が悪いときもありますから。」

「松本さん。」
「やまちゃん。」
「あれ、ハマダはまだ腹立ってん?
ほんなら、
今のうちに
アキラ・福澤 つこたろか。」

「ジャンケン大会みたいなので
終わらすのは僕は出来なかった。」

「非常にまずいです。」
「カンベンして下さい。」

「何かあったら言って。」

「よっ!」
「何か違うな…」
この当時の私は、
世界征服のパートナーを造ろうと、
素材として適した人体を探していた。
「完全なクズでなければ、
世界征服など到底不可能だ……」
白羽の矢を立てたのが、

「もっとツンツンに出来る?」
「出来ます!」
「出来ますじゃなくてさ
まあ、今日はいいや。」
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