未だに熱さが身に染みる今日この頃、皆はいかがお過ごしだろうか。台風に猛暑にコロナと、改元や大仏建立並の災難に見舞われる日本だが、その役割を担うのが文学ではなかろうか。そうに決まっている。そうだと言え。今後の文学について、はめにゅーを見ながら考えていこう。

8月に「はめにゅー」で公開された記事の中から、人気の高かった記事をおさらいする。忙しくて毎日は「はめにゅー」をチェックできないという人も、この機会に話題の文学ニュースをまとめて確認しておこう。さて8月はどのような文学ニュースが読まれたのだろうか。

 

6~4位

6位:Insignia Stories『Southeast Asian Fantasy Drabbles』が9月24日に発売 髙井ホアンの作品も掲載(2020年8月31日 Juan.B)

5位:阿佐ヶ谷ロフトAで9月2日に「不謹慎ゲームとは何か」vol.2開催 (2020年8月30日 Juan.B)

4位:阿佐ヶ谷ロフトAで8月24日に「”最左派”雑誌『情況』で今何が起きているのか」開催 髙井ホアンも出演 (2020年8月18日 Juan.B)

 

なんとも髙井ホアン(Juan.B)関連のニュースが多い8月となった。やはり政治の季節だからだろうか。

 

3位

「SF×美学––––SF作家は分析美学者の問いにどう答えるのか?」が8月23日に配信 高橋文樹も出演 (2020年8月18日 Juan.B)

SFと美学を考察する配信についてのニュースが3位となった。日本を代表するSF作家たちの中に、高橋文樹も存在する。星雲賞やネビュラ賞、ヒューゴー賞に高橋文樹の名を見る日も近いかも知れない。

 

2位

「東京名物 神田古本まつり」「神保町ブックフェスティバル」今年は中止 コロナウイルスの影響で (2020年8月7日 Juan.B)

残念なニュースである。今年は神田古本まつりと神保町ブックフェスティバルの開催が中止となった。来年の無事の開催を祈りつつ、普段通りの読書を楽しむ形で書店・古書業界を支援していきたい。

 

1位

第3回阿波しらさぎ文学賞受賞作が発表 大賞は蕪木Q平「あまいがきらい!」 (2020年8月17日 Juan.B)

阿波しらさぎ文学賞に関するニュースが1位となった。蕪木Q平の「あまいがきらい!」はコロナを背景に今を生きる女児の姿を描いた作品となっている。コロナウイルス下でも文学は止まることなく、この世界を描き続けている。蕪木Q平の更なる活躍に期待したい。

 

8月のニュースは如何だっただろうか。今月のはめにゅーも乞うご期待である。