未だ第二次世界大戦の戦災の後が残る1947年に、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社やマスコミ、図書館など様々なメディアや施設が協力して開始したものが「読書週間」であった。その後、公益社団法人「読書推進運動協議会」も設立され、大きな支持のもとに読書週間は定着し、現在でも様々な「本との付き合い方」を考える機会となっている。また、1959年からは「こどもの読書週間」(4月23日~5月12日)も始まっている。

今年で第72回目となる読書週間は、10月27日から11月9日(文化の日)まで開催される。読書週間が始まる10月27日は「文字・活字文化の日」となっている。全国各地の図書館や書店では読書週間に合わせて何らかの展示や企画を開催する場所も多いので、是非この機会に近所の図書館や書店に出向いてみると良いだろう。

読書推進運動協議会においては、「若い人に贈る読書のすすめ」「敬老の日読書のすすめ」として、推薦図書のリストアップも行っているので、一度確認してみるのも良いかも知れない。新たな本との出会いや、読書について考える良い機会となりそうだ。