araiの投稿一覧 50件

  1. あまだれのやどりに

    • arai
    • 9ヶ月前
    • 1,164文字

    ベールを被った少年時代が地平に開いた踏み段を、踊り場を飛び越える。まどべに灯りはあり、呪縛のよう箱庭あり、手招く辺り。

  2. いくつものすいめんをしいたうた

    • arai
    • 9ヶ月前
    • 1,466文字

    しおからい うみから ぎょうこうを みています (この胸に腹にそっとおさめる) ―― 海宙光芒

  3. 青い舗装路

    • arai
    • 9ヶ月前
    • 721文字

    含ませるほど散漫で幅も厚みもない、ただ奇麗に並んでって

  4. そのうち 眼裏に 花香る。

    • arai
    • 9ヶ月前
    • 702文字

    傷だらけの溝に埋まる、正体を、君と名付けて見ようとした。

  5. 羽根

    • arai
    • 10ヶ月前
    • 1,120文字

    脇道から逸れ和やかな場所へふと帰り着く。そんな、ひとたびのこと。

  6. しょうねん

    • arai
    • 10ヶ月前
    • 673文字

    しょうじのあな

  7. みずおとなりて

    • arai
    • 10ヶ月前
    • 1,167文字

    炎が奔走する少しの熱が 本能にそそぐように、囲炉裏での 祈り願っている詩だと想うことにして

  8. わたくしはそこよりうえにある

    • arai
    • 10ヶ月前
    • 1,984文字

    この嫋やかな手

  9. 推移と応えも衰萎の心得も糸を含まず

    • arai
    • 10ヶ月前
    • 1,303文字

    可視化された幸福がそこらじゅうで、線香花火の化碑を撒き散らしていた

  10. 異相の縁

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 1,070文字

    喚きはじめた銀の鸚鵡の あの幼女の、死が黒猫に擬態したものに近く 雨漏りを眺める

  11. あんてぃっく

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 718文字

    ふりだした賽の目は黒で、いつまでも朔に満たない

  12. 俗説。我らが啼泣

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 2,039文字

    まあこれは酒に酔って気持ち良い感じに吐瀉物と創作+詩を価値観にダダ漏れさせたもの

  13. 浄罪、いいや 冠水。

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 969文字

    終わりを嘆いた。漂着した小さなひとみだ/ちいさく震えたけれど背負い切れるわけでもない/砂の器だ

  14. 慶弔

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 751文字

    しじまそのものだった

  15. そら、くも、ひかり。そして水母

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 1,090文字

    土にかえり礎とかす――雨、私の名を呼ばないで

  16. 幽隠偶感

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 2,320文字

    ですからその器が何を示しているとしても器自身はひとつであり、茶器であり、空のモノで、ヒトとありました。まあようはツチクレのはなしというわけです。

  17. 四方山話

    • arai
    • 11ヶ月前
    • 883文字

    まだあたたかい12月のカレンダーの色あせたこと

  18. 常磐未来

    • arai
    • 12ヶ月前
    • 1,640文字

    と或る日常から蘇る、又は重なってしまう/永遠や普遍たるなにか、人の心の中で求めたり刻まれている/手紙に認めるような、行為に/口伝なり詩文なり、‪戲言なり、会話の隅々だったりに、現される。