結論から申し上げると、生成AIを使った作品を掲載することは可能です。ただし、以下の点に留意してください。

  • 生成AIで作ったことを明示的に書くこと。タグに「AIが生成」というものがあるので、それを利用してください。もしくは作品の抜粋文に「この作品は生成AIが作成しました」などと書いても構いません。
  • 部分的な生成AIの利用は特に明示しなくても構いません。
    • 調査に生成AIを使った。
    • プロットやアイデアを生成AIに考えてもらった。

とくに気にして欲しいのは、読者が生成AIを使ったものだとあとから知らされてびっくりしてしまわないかという点です。文章による創作物は書き手がかなり前面に出てくるケースが多いので、たとえば実話風のエッセーを投稿しておきながら「実はAIで書きました」と言われたら、がっかりするケースが多いでしょう。

破滅派では生成AIを使っていることでその作品や書き手を優遇・冷遇することはありませんが、「生成AIを使って書いたのに自分で書いたかのように見せる」行為は推奨していません。特に紙の破滅派に掲載する作品では人手を介して誤字脱字をチェックしたりしますので、それが実は生成AIで作ったものでした、などと言われたら手伝う気力をなくしてしまいます。もちろん、生成AIで架空の作家を作り上げて創作するというのも面白いアイデアではありますが、ただ単に架空なだけだと読者は「なんじゃそら」と思ってしまうので、「面白ければ無罪」「面白くなければ有罪」と考えておくのが良いのではないでしょうか。

新しいテクノロジーはワクワクするものですが、使い方には注意しましょう。

生成AIの利用で注意すべきこと

  1. 生成AIで作成した文章をそのまま発表する場合、意図せずして盗作をしてしまうリスクがあります。これは自分で書いた文章でも同じですが、身の丈にあった利用にとどめましょう。
  2. 何も言わない場合、生成AIを使っていないのだろうと読者は想定するので、生成AIを使った場合は自己申告する癖をつけましょう。
  3. 自分を大きく見せるためにあたかも生成AIを使っていないかのように見せるのはやめましょう。
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