可能です。破滅派で公開した作品の著作権は著者にありますので、商業・同人とわず可能です。

具体的な方法

掲載するにあたって破滅派で特にすることはありません。たとえば、A社という出版社から破滅派掲載作の収録された短編集を出すことを想定します。その場合、A社は次のような主張をしてくると考えられます。

  1. 破滅派にそのまま公開しておいてよい。これは稀なケースではありますが、外部参照などを利用して一部のみ公開にしておくのがよいでしょう。
  2. 破滅派の作品はチラ見せ程度なら閲覧可能でよい。ケース1と同様、外部参照を利用してください。書籍の販売ページなどにリンクを貼るのがもっともオススメの方法です。
  3. 破滅派の作品を非公開にしてほしい。これは多くあるケースですが、この場合は作品のステータスを「非公開」にしてください。これで一般読者は閲覧することができなくなります。著者本人は閲覧することができますので、不安な方はゲストとして閲覧してみてください。

すでに電子書籍として出している場合

破滅派から電子書籍として販売している作品は例外です。以下、よくお読みください。電子書籍を販売する独占権は破滅派にありますので、別の場所で電子書籍あるいはWebコンテンツとして発表することはできません。

ただし……

  1. 紙媒体であれば、特に著作の独占利用の違反に当たりません。上記に記載の方法をとってください。
  2. 電子的な媒体であっても、まったく同一の内容でなく、再録(アンソロジーへの収録)などであれば個別に相談していただければ原則的に許可いたします。
  3. 出版社から電子書籍の販売を止めるよう言われた場合、著者本人が納得していれば破滅派に電子書籍の販売停止を依頼してください。破滅派が電子書籍の販売停止を拒否することはありません。

なんにせよ不明な点がありましたら、掲示板、Slack、お問い合わせなどで質問してください。破滅派は同人の不利になるようなことはしないのが原則です。

破滅派からのお願い

同人が外部で活躍することはもちろん嬉しいのですが、上記のケース3で非公開にした場合、短編集に収録されるほど素晴らしい作品が破滅派に掲載されていたという事実は消えてしまいますので、書籍の奥付などで触れていただけると幸いです。

特に破滅派が初出だった場合、記載しないことは出版物としても若干嘘をついていることになるので、読者のためにも「初出・破滅派」と書くのが誠実です。

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