雪は崩れ落ちた山門の屋根につもり、時折石段の上に落ちて泥水とまざりあった。 境内は白一色、松の枝からこぼれ落ちた雪が手水舎の水に溶けて消えた。 国宝の仏殿があったらしい禅宗の廃寺は、仏殿も山門も書院もすべて、原形を留めず […]
西暦二〇四一年、実質一ヶ月しか続かなかった対中露戦争が終わり、日本がとても曖昧な敗北に甘んじていたころ、両親は山口県長府市のはずれにある霊鷲山のふもとの一軒家に住んでいた。俺に戦争の記憶は一切無く、両親にもどの程度影響が […]
二十八歳になり山での生活も十年目の冬、鷺沼ニシキが俺の小屋にいる。山口ではめずらしく、昼間から雪が降っている。手作り故に雑で粗末な小屋の隙間だらけの無くても困らないような扉を、声をかけずにいきなり開けた彼の表情は、論文が […]
わたしは大蔵アオイ、上野のスラムで男性相手の接客業をしている。 生活にこまることはないが、ずっと今の仕事はつづけたくない。 かといってほかの仕事ができるわけでもないし、結婚をすることもいまいちピンとこない。おなじ職場にい […]
俺が話を聞く限り、鷺沼ニシキの父は国立大学の脳科学者で厳格な人、母は専業主婦で穏やかな人だったようだ。清潔で優しさに満ちた家庭に育ったのだとおもう。戦争も父には関係なかったらしい。まるで別の国で起こっているかのようだった […]
SUAを破壊できる情報機関を立ち上げるにあたって、必要な人員を集めなければならない。 まずは情報収集・工作のプロは不可欠な存在だ。 ニシキは官僚の人脈を利用して、俺を勧誘する前から既に退役した情報科職種の軍人を何人か目星 […]
葛野という男がニシキを経由して俺に会いたいと言ってきた。 彼も茂山同様元自衛軍、防衛大臣直属の中央即応集団特殊作戦群に所属していたエリート中のエリートだった。年は俺と同じ二十八、百九〇センチ以上の身長と均整の取れた筋肉を […]
細かい政治的シナリオを補強する参謀が必要だった。 ニシキが官僚や政治家のツテを辿って探し回っているが、ある種の俯瞰的な思考と様々なSUA組織の細部に通じている人材であり、かつSUAに反抗的な思想を持つ人間となると、どこを […]
俺は一人で京都へ来ていた。山口でひきこもっていた十年間、最も俺がコミュニケーションをとっていた人物、平岩教授に会うためだった。 当時彼女と日常的にチャットをし、四百七十キロ近く離れた京都の大学まで押しかけて話し合うことも […]
二〇六五年三月、ニシキと俺は組織の表向きの姿として設定した、セキュリティコンサルとしての企業活動を本格的に始めることとした。主な活動は要人警護や、企業の情報セキュリティ対策のパッケージ販売だ。実質的に動くのは茂山の情報部 […]
人生色々と間違えていたことにきづきました。反省しています。
アラミド繊維におけるパテント王、そして現衆議院議長金剛コウイチは経歴から「不死鳥」と呼ばれている男だ。戦前は事実上の名誉職に押し上げられてしまった今よりももっと政治的影響力をもっていた。経団連会長から与党幹事長就任、圧倒 […]
がんばって書きました。読んでくれるとうれしいです。
めたくそ頑張りました。読んでくれたらマジでうれしいです
やっとかけました。なんとかなりそうです。
「軍産複合体」みたいな言葉が使いたくて小説を書いています
時間空きましたが懲りずに書いてます。本当にひどい
低気圧で頭痛になる人って人生不利ですよね。なんらかの補償がほしい
暑くてもう駄目ですね。仕事も全くはかどりませんね。
暑いしなにもやる気がしない。甘いものも食べ過ぎている気がする。
この作品はほんとうに素晴らしいかは知りませんが、読んでください!
涼しくなってきたので何とか人間らしい生活ができるようになりましたね
実際に柏崎刈羽原子力発電所に行ったのを思い出しました。
独裁者の演説というのは、エンタメとしてみればとてもいいものです。
コロナ陽性ですが頑張って治します。。。。
コロナたぶん治りました~ 杉並区ありがとう愛してる
強姦のシーンを書くことは、小説や映画かAVでしか見たことがないのでムズイと思ったが、よく考えたら私はほとんどのことがらを小説か映画でしか見たことがないことに気づいた。
下腹をへこますにはどのようにしたらいいのか
ようわからんくらいやる気出ませんね。寒いし花粉だからかな
そろそろ終わりです。読んでほしいですー。
習慣の奴隷的な、機械的な人間になりたいですね
寒暖差が激しいのは苦手です。もうすぐ終わります。
官房長官を逮捕してみたいっていうのは攻殻SACを見てからずっと夢でした。自作小説とはいえ夢がかなってうれしい。
もうよくわからないくらいさむいですね。。
おわりです。読んでくれた方ありがとうございました。
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