瞑目トウキョウ

チェリー手提げ暗函からデジタル一眼レフまで、二十世紀はカメラにとっても激動の世紀だった。
写真に取り憑かれ、カメラに魅せられ、運命を狂わせた曽祖父。写真への情熱を忘れられなかった祖父。写真を恐れた父。
そして僕は――写真家になる。
時代を映すその目を前に、瞑目せよ。

¥ 899

  1. 完結済み ( 2016 年 4 月 30 日 〜 2016 年 6 月 24 日 )
  2. 13 作品収録
  3. 183,176文字
  4. あとがき付き(約667文字)

Authors & Editors 執筆者・編集者

斧田小夜

斧田小夜 編集・執筆

千葉県生まれ、ソフトウェア開発者。得意分野はSFファンタジーと1900年前後が舞台の地球。ディストピアは書きません。
第四回ハヤカワSFコンテストファイナリスト。

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4.5
21件の評価)


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Works 掲載作一覧

  1. 1

    瞑目トウキョウ 小説

    • 斧田小夜
    • 10ヶ月前
    • 1,326文字

     序章   早春の濁りが喉の奥でざらついた音をたて、僕は焦って息を吐いた。 ドルル、ドルルと背後から不吉な音がする。不吉な音の正体はエンジンだ。軽トラックにのった父が僕を追いかけているのだ。妙な音を立てているの […]

  2. 2

    瞑目トウキョウ  第一章 曽祖父 (1) 小説

    • 斧田小夜
    • 10ヶ月前
    • 9,779文字

    写真を撮ったこともないのに、カメラのことだけは知っている――そんな曽祖父がついに(以降は週一くらいで更新します)

  3. 3

    瞑目トウキョウ 第一章 曽祖父(2) 小説

    • 斧田小夜
    • 10ヶ月前
    • 7,624文字

    入営後、憂鬱な日々を送る嘉平さんを待っていたのは――

  4. 4

    瞑目トウキョウ 第一章 曽祖父(3) 小説

    • 斧田小夜
    • 9ヶ月前
    • 19,548文字

    明治三十七年、日露戦争の只中も嘉平さんの頭のなかにあるのは暗函だけ。特例で大陸に渡った嘉平さんはついに夢にまで見た大本営写真班と合流し――

  5. 5

    瞑目トウキョウ 第一章 曽祖父(4) 小説

    • 斧田小夜
    • 9ヶ月前
    • 10,667文字

    首尾よく出奔したはずの僕だが、あっさり父に居場所を突き止められ襲撃される。でも僕には味方がいる。父とは違うのだ――

  6. 6

    瞑目トウキョウ 第二章 父(1) 小説

    • 斧田小夜
    • 9ヶ月前
    • 13,107文字

    今はろくでもない父だが、昔からそうだったわけではない。父が十五の頃の話をしよう。

  7. 7

    瞑目トウキョウ 第二章 父(2) 小説

    • 斧田小夜
    • 9ヶ月前
    • 16,827文字

    病気の母親に付き添って岡山に出た父、やはりどこにでも写真はついてまわるものだ。

  8. 8

    瞑目トウキョウ 第二章 父(3) 小説

    • 斧田小夜
    • 9ヶ月前
    • 9,018文字

    父の写真の才能を買って新聞社に勤めてはどうかという誘いが来るが――

  9. 9

    瞑目トウキョウ 第二章 父(4) 小説

    • 斧田小夜
    • 9ヶ月前
    • 28,103文字

    蔵掃除をしていた僕と哲之は箱の奥にガラス乾板を見つける。明治は遠い記憶だ。

  10. 10

    瞑目トウキョウ 第三章 祖父(1) 小説

    • 斧田小夜
    • 8ヶ月前
    • 10,277文字

    自殺を図った父は発見が早かったおかげで一命を取り留めたが、僕はそんな父の所業がゆるせなかった。ほとんど残っていない祖父の記憶が蘇り、尾古の秘密が明らかになる。

  11. 11

    瞑目トウキョウ 第三章 祖父(2) 小説

    • 斧田小夜
    • 8ヶ月前
    • 19,850文字

    ご隠居のよこした手紙には古い紙が折りたたまれていた。僕の記憶にもない、尾古の記録。祖父はなぜ、田舎にもどったのか――

  12. 12

    瞑目トウキョウ 第三章 祖父(3) 小説

    • 斧田小夜
    • 8ヶ月前
    • 24,347文字

    知りたい。もっとたくさんのことを知りたい。知らないものを見たい。
    胸の奥がしびれるように痛む。僕は身を捩り、その痛みに焚き付けられるように外へ行きたいと願っている。知りたい。その欲求をあの村に降りてきた最初の尾古も持っていたのだと、僕は知っている。

  13. 13

    瞑目トウキョウ 終章 小説

    • 斧田小夜
    • 8ヶ月前
    • 3,738文字

    そしてまた歴史はめぐるのかもしれない。僕はそれをまだ知らない。

¥ 899

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