1. 連載中 (最終更新: 2014 年 7 月 8 日 )
  2. 9 作品収録
  3. 24,229文字

Authors & Editors 執筆者・編集者

消雲堂

消雲堂 編集・執筆

大学を中退して漫画を目指すが絵が下手で挫折。写真家を目指すが技術を覚えるのが嫌で挫折。出版社の雑誌編集部に入社するが文章が下手で営業部に左遷。独立して消雲堂を設立。

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Works 掲載作一覧

  1. 1

    「遺品」 小説

    • 消雲堂
    • 5年前
    • 1,120文字

      神奈川に住む父が死んだ。   もう電車は動いていないし、車もないし、もちろん真夜中にタクシーを千葉から神奈川まで飛ばす金なんかない。   翌日も始発電車に乗るほど根性もないから、かみさん […]

  2. 2

    「上落合ワンルームマンションの来客」 小説

    • 消雲堂
    • 4年前
    • 3,111文字

    1.   僕は神奈川県の大和市の実家から独立することになりました。このとき僕は24歳でした・・・が、どうも22歳から24歳のころってフリーライターさんの依頼で写真撮影したりスポーツ紙のイラスト描いたりレコード屋 […]

  3. 3

    「針男」 小説

    • 消雲堂
    • 4年前
    • 519文字

    武夫は街灯の少ない暗い道を歩いている。 遅くなってしまった。もう午前0時を過ぎている。 終電には間に合ったが、終電は、自宅ひと駅手前の駅が終着駅なので歩いている。 明日はいつもより早く出社しなければならないので、武夫は小 […]

  4. 4

    「水男」 小説

    • 消雲堂
    • 4年前
    • 745文字

    「水男」 電車は闇の中を疾走する。 武雄は満員電車に乗っている。 武雄はまた終電に乗っている。 車内は我儘な人間たちで満ちている。 武雄は出入り口ドア近くに立っている。 電車の出入り口は外界への鬼門だ。 人の出入りに合わ […]

  5. 5

    袋小路 小説

    • 消雲堂
    • 4年前
    • 671文字

    「田辺さん、袋小路の奥の袋小路に入ったことがありますか?」 「え?袋小路って路地の突き当たり…行き止まりのことでしょ?」 「そうです」 「行き止まりだから、その奥には入れないでしょ?」 「袋小路の奥に袋小路があるんです」 […]

  6. 6

    「刺絡(SHIRAKU)」 小説

    • 消雲堂
    • 4年前
    • 3,114文字

      「刺絡(SHIRAKU)」   1. 桟敷蓉子(さじきようこ)はK市にある高邑(たかむら)医院で刺絡治療を受けていた。刺絡とは皮膚と皮下の静脈を僅かに切って瀉血させる東洋医学的な治療だ。高邑医院は […]

  7. 7

    「深山の怪」第一回 小説

    • 消雲堂
    • 3年前
    • 737文字

    あれはいつだったかな? 昭和40年代だと思うんですが、営林署に勤めるA君から聞いた話です。   山奥に分け入る彼らの仕事は恐怖との戦いであるといいます。僕は彼らの仕事の内容に関しては全然知らないのですが、僕自身 […]

  8. 8

    霞ヶ浦の幽霊 小説

    • 消雲堂
    • 3年前
    • 1,356文字

    僕と妻が結婚したのは1991年でした。僕たちは釣りが縁で結婚したようなものでした。1990年代の前半は毎週のように茨城県の霞ヶ浦や山梨県の富士五湖までブラックバスや放流された虹鱒を釣りに車で出掛けました。 ある日、僕たち […]

  9. 9

    墓前の父 小説

    • 消雲堂
    • 3年前
    • 657文字

    ある日、横浜にある父親の墓まで出かけた。不思議なことにこの日は電車もバスも乗り継ぎがうまくいって乗り換えの際の不快感がなかった。 バスを降りて霊園がある小高い丘を上ると、真夏の空気が陽炎を作り出して風景を揺り動かしていた […]