「第59回日本SF大会 F-CON」が8月27日、福島県の磐梯熱海温泉ホテル華の湯で開催。この中で『第53回星雲賞』の受賞作および受賞者が発表。藤井太洋『マン・カインド』や小川哲「SF作家の倒し方」など9部門10作品の受賞作が選出された。
星雲賞は日本で最も歴史が長い賞で、毎年、日本SF大会の参加者の投票によって受賞作品が選ばれる。
日本長編部門に選ばれたのは牧野圭祐『月とライカと吸血姫』(全7巻、小学館 ガガガ文庫)。もう一つの日本長編部門受賞作は藤井太洋『マン・カインド』(早川書房)が選ばれた。藤井の星雲賞日本長編部門受賞は『オービタル・クラウド』に続いて二度目。
日本短編部門に選ばれたのは小川哲「SF作家の倒し方」。『S-Fマガジン』2021年6月号と樋口恭介編『異常論文』(早川書房)に収録されている。
海外長編部門に選ばれたのはアンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(上下、早川書房、小野田和子訳)。海外短編部門に選ばれたのはジェイムズ・アラン・ガードナー「星間集団意識体の婚活」(東京創元社、佐田千織訳)。
コミック部門には椎名高志『絶対可憐チルドレン』(全63巻 小学館)が選ばれた。受賞作は以下。
日本長編部門
牧野圭祐『月とライカと吸血姫』(全7巻、小学館 ガガガ文庫)
藤井太洋『マン・カインド』(早川書房)
日本短編部門
小川哲「SF作家の倒し方」(樋口恭介編『異常論文』(早川書房) 収録)
海外長編部門
アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(上下、早川書房、訳:小野田和子)
海外短編部門
ジェイムズ・アラン・ガードナー「星間集団意識体の婚活」(東京創元社、佐田千織訳)
※J・J・アダムズ編『不死身の戦艦』(創元SF文庫)に収録
コミック部門
椎名高志『絶対可憐チルドレン』(全63巻 小学館)
自由部門
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの完結」(庵野秀明)
ノンフィクション部門
『学研の図鑑 スーパー戦隊』(監修:松井大、執筆:岡本智年、東映株式会社、学研プラス)
メディア部門
ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉(監督:高橋敦史、アニメーション制作:ボンズ×オレンジ、製作:東宝)
アート部門
加藤直之
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