NHKは5月11日、2024年に放送予定の大河ドラマのタイトルを「光る君へ」であると発表した。
「光る君へ」は、日本の古典であり千年以上読み継がれている文学『源氏物語』を執筆した女性・紫式部の生涯を描く内容となる。『源氏物語』執筆への情熱や、権力者となる藤原道長との恋愛、貴族文化が花開く様相など、紫式部と彼女の生きた平安時代の王朝文化が描かれていく。紫式部の生涯には不明な点も多く、『源氏物語』とも絡みつつどのような人物描写がされるのか注目される。
主演の吉高由里子が紫式部を演じる。脚本は大石静が務めることとなっており、大河ドラマでは2006年の「功名が辻」以来2回目の脚本となる。
近年は動乱の時代を扱った作品が多かったが、日本の古典文化に注目が向けられる内容となった。「光る君へ」をきっかけに、『源氏物語』や平安時代にも再び大きな注目が集まっていくこととなりそうだ。「光る君へ」は、来年放送の「どうする家康」の終了後、再来年2024年1月から放送される予定である。
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