ビアトリクス・ポターによる絵本「ピーターラビット」シリーズを扱った展覧会「出版120周年 ピーターラビット展」が、世田谷美術館で3月26日から開催される。
イギリスの女性作家、ビアトリクス・ポターが、ロンドンの出版社フレデリック・ウォーン社から絵本『ピーターラビットのおはなし』を刊行してから、今年で120年となる。絵本『ピーターラビットのおはなし』は、1893年にビアトリクスが病床の息子ノエル・ムーアを元気づけるために送った絵手紙を原点としている。「出版120周年 ピーターラビット展」では、貴重な直筆の絵手紙や、当初の絵本に収録されなかった挿絵を含む『ピーターラビットのおはなし』彩色画全点を展示する。
またビアトリクスは、絵本のキャラクターを商品化するための特許を取得した最初の人物だと言われている。ビアトリクス自身が納得がいくまで自分自身で監修した、ぬいぐるみなどの貴重なグッズも展示される。ビアトリクスが愛したイギリス湖水地方のザ・ワールド・オブ・ビアトリクス・ポター・アトラクションが特別に制作した、高さ180 cmの特大バースデイケーキも登場する。慣れ親しんだ人も多いであろうピーターラビットの世界を改めて深く知る事が出来る展覧会となりそうだ。
展覧会「出版120周年 ピーターラビット展」は、世田谷美術館で3月26日から6月19日まで開催される。開館時間は10:00~18:00(入場は17:30まで)。毎週月曜日は休館日となっている。
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