東京・吉原の書店カストリ書房ギャラリーで、「昭和世俗本展覧会 令和特大号」が4月27日から5月5日まで開催される。

今回の展覧会企画は、愛知県在住の昭和世俗考察家・珍本コレクターのtee氏によるもの。tee氏所蔵のコレクションの中から、昭和時代に発行された多種多様なエロ本やモンド本、その他実話誌、芸能誌やファッション誌、キワ本などが紹介される。また、それらを手に取って読むことも出来る。tee氏が在廊の際には、希望者には解説トークも行われるという。壮年以降の世代にとっては懐かしく、若い人々には斬新にも見える、それら昭和の様々な雑誌文化を楽しく体感できる展覧会となりそうだ。

カストリ書房は、東京の繁華街・吉原の伏見通りに所在する、遊郭専門の書店である。2014年にカストリ出版として設立され、貴重な遊里史資料の発掘・復刻を行ってきた。2016年9月に実店舗を構え、2017年8月にはより広い現在の店舗へ移転している。これからの更なる発展を期待したい。

「昭和世俗本展覧会 令和特大号」は、カストリ書房ギャラリーで4月27日から5月5日まで開催される。開催時間は午前11時から午後18時(会期中無休、最終日は17時まで)。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。