「その後」の詩 三篇 長い詩を書いているのでおたのしみに 03
これは私の亡き師の作品です 02
宝玉に対する人間の賛と虚妄の文飾をはき違えるものがいる 玩味できないとはつまり文学的不能 01
見上げると私たちはただ、まるで生き物のように動いているひかりで
私を進ませてください。 身勝手な願いです。 よくよく分かっているのです。 しかし、願わずにはいられません。 祈らずにはいられません。 私はこの先、どうなることでしょう。 何が待ち受けることでしょ…
山のあなたの空遠く
うちの犬について書きました。シンプルな表現を意識して。
むず痒い絶頂を繰り返す真っ青な道徳に脅えているひかりそのものであれ
一分くらいで思いついて書きました。意味は無い。
一日が暗くなる。全てが暗くなる。暗くなる。
ほらテクスチャの剥がれた外観からはみ出す。これら頑なな痕跡が
優雅な黒蝶の一種なのです。と、いつからかわからないけれどもね
人間的自由と、帳消し、持ち時間は/死に向かって歩き続ける。――今夜は素泊まりだ
目につくように。カメラを持って、ぐるりと思考ばかりを徘徊させた、ところで
多分、元から結んでても意味の無い物でしたし、それを保とうとするのも愚かな行為です。でも何故悲しいんだろう。
後ろを振り返ることもなくあるき続けるしかないのだとまた悟った
酩酊の彼は誰時のやまやまを績む 草原と駈る紅蓮群青へ
久しぶりに詩を書きました。さて、理系少年の成れの果ては、どうやって生きていけばいいんでしょうか