第10回創元SF短編賞優秀賞である斧田小夜と、大木芙沙子は、6月23日に「トウキョウ下町SF作家の会」の結成を発表した。
斧田と大木がTwitterで明らかにした。すでに公式サイトも誕生している。
トウキョウ下町SF作家の会を発足しました – トウキョウ下町SF作家の会 https://t.co/XqPIXbKmgJ
— 斧田小夜(ONODA, Sayo) (@pigya) June 23, 2021
トウキョウ下町SF作家の会が発足しました!よろしくお願いします🙌 https://t.co/K1wxLJLulN
— 大木 芙沙子 FusakoOhki (@suruse10ver) June 23, 2021
「トウキョウ下町SF作家の会」は、女性のプロ作家を主体に、東京の下町エリアを拠点とするSF作家の会となっている。理念のページによれば、近年のSF界の男性を中心とするコミュニティ動向、あるいは対立を煽るような構造に対しての疑問が同会の出発点となっている。現在の構造において繋がりが希薄になりがちな、主流派ではない属性を持つプロ作家が気軽に繋がりあえるように、また敷居が高いと思われがちなSFの門戸を開く特異点となるべく活動を行うとのことである。また、結成に際しては破滅派主催の高橋文樹も助言を行ったという。
トウキョウ下町とあるが、会則によれば
・原稿料をもらったことがある
・東京下町エリアに拠点がある、住んだことがある、思い入れがある、好き、聞いたことある、行ってみたい、その東京は本物の東京ではない、俺が今いるここが真の「トウキョウ」なんやで!と主張している…まあなんでもこじつけられればOKです
・今のSFコミュニティに入るのに躊躇してしまう(怖そう、男性ばかりな気がする、文系だし…などなど偏見でもよいです)
との事なので、東京にあまり繋がりの無い入会希望者でも、是非インナートウキョウを育むことで入会できる(かもしれない)。初投稿記事によれば、思い付きとノリで作られた部分もあり、まずはゆるくやっていくとの事である。これから斧田と大木、そして新たな人々による新しいSFが、この会から育まれることだろう。今後に期待したいと同時に、当はめにゅーでも見守っていきたい。
「トウキョウ下町SF作家の会」に関する詳細は下記リンクも参照の事。
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