2021年に短編集『フェイク広告の巨匠』(幻冬舎)、詩集『さびていしょうるの喃語』をそれぞれ発売した牧野楠葉と多宇加世の、まさかの合作現代詩集が誕生!文藝ユニット〈B.O.Y〉など様々な形で活動…
下北沢でやっと作った「いきつけのバー」で、元カノのトラウマが蘇ったぼく、30歳男子。ぼくの仕事は生きること。生きるためのお仕事。
外見の良さだけが取り柄の母は、有力政治家と再婚した。 義父とその息子エリクが住む広大な日本庭園付きの豪邸で暮らすことになった母娘は貧乏暮らしから解き放たれ、戸惑いながらも環境に適応していく。 …
どれだけぼんやりと生きていても、焦燥や不安が心の中からこんこんと湧いてくる。その湧き出てきたものをかき集めて煮詰めて結晶にさせた詩集
歯車が軋む音がしてあたしは振り返った 爪跡を残せない羊皮紙に涙のインクを滲ませた とめどなくあふれる言の葉は紅葉して清流に流れた 郭公の鳴く声に翡翠の色を水彩にして君の頬を描く 米の甘さを悲しい…
去年の12月から今年の1月にかけて書いた詩です。よかったら読んでください。
文芸活動は続けるも「小説」をやめる踏ん切りをつけるために書いていました。電子書籍化の予定はないです。
窓、特に住宅の窓を眺めるのが好き、いずれの裏にも各自の物語があり、悲しみと喜びが混ざったり、つまらなかったりするかもしれないが、僕の想像では、すべてがとてもロマンチックで、それらの想像が暖かく支…
ガルシアマルケスの「百年の孤独」を読む女子高生、針川かなえ。そしてクラスメートの立花綾子。このままずっとお話ししていたいと思ったよ。
完全に自己満足で公開してます。 今まであった出来事や感じたことを思いつくままに振り返るだけです。。。
カリフォルニア州ロンポック連邦拘置所における北見誠司の接見メモ
町を渡る。 彼らの言葉をここに書き記す。 __________________ ◆twitterタグ企画参加作品
一箱十二粒入りのチョコレートに私は残り少ない人生を委ねることにした
彼女はきっと寂しい人だ。 例えば誰かが人間関係に躓いて部室で泣いてしまっているのを見てしまったら、まるでそれを自分の事のように考えて、その誰かの悩みを聞いた上で、一緒に悩み解決に導いたりする…
会話の仕方がいまいちわからないという人のために――。高校一年生の女の子、小諸桃子は、一か月たっても学校に馴染めなかった。彼女は、言葉が好きだったのだ。言葉の探究のために、日常を、友達を、平穏を犠…
第四子の出産を間近に控えた真夜中、延々と「この世に生まれることは害悪である」と二時間主張し続けたことにブチ切れた夜以来、すっかり絶縁していたと思い込んでいた反出生主義者Iから久しぶりに連絡があっ…