映画を見に行った海城翠梨と熊野由加は、偶然マンションから男が転落死する現場に居合わせてしまう。 最初は事故に思われたが、同日同時刻同じマンションで女性の首吊り遺体が発見されて事件は様相を変える…
詩や短編をまとめて一冊にしました。どれも魂を込めて執筆させて頂きました。どうぞ、ゆっくりお楽しみください。
人を愛する事が出来ない事に惰性していた私が初めて人を愛した人は優しくて最低な人でした。堕ちていく...愛に憎悪に
リアル
これといったとりえのない僕が人生をかけて恋をした男は、言ってしまえば人間のクズだったのだと思います。
三度原子爆弾を落とされ、連合国に直接統治された末に迎えた1980年。混沌の街新宿に、夜を纏う情報屋がいた。 壊れた心臓のタイムリミットはあとわずか。望みはひとつ――母を殺した犯人への復讐。彼は…
人を追っかけて飯を食べる人の話
日本列島を襲った未曽有の大災害と前後して、出自によってヒエラルキーがつくられた。皇統と同じY染色体ハプログループを持つものは「皇別」、皇統と祖を同じくするハプログループを持つものは「神別」、それ…
馴染めない少年。その質の違いに気がついた委員長が言いたいこと言うだけ言って立ち去る。 その少年は、委員長が見立てたとおりであり、彼は自分の何かに従っていく。 一瞬しか登場しない委員長だが、そ…
委員長はネットで実践で使えるように語学を学んでいる。 実践ということで、別にネットの講座とか利用などしない。 外国のSNSなどに飛び込んでいくのだ。 ネットでの外国語はとても利用しやすい。多くの…
委員長はネットで実践で使えるように語学を学んでいる。 実践ということで、別にネットの講座とか利用などしない。 外国のSNSなどに飛び込んでいくのだ。 ネットでの外国語はとても利用しやすい。多くの…
一話読み切りの連作で、作品集となってます。 主人公は高校生クラス委員長。 相手は高校生のみならず、修学旅行先のじじぃや世界最大宗教マフィアやウンコ座り少年やあいつらやこいつらです。 また、…
いつも西日の差しているそこは、薄暮教室と呼ばれていた。 時は大正。とある片田舎の小さな町で、旅人は一人の若い男に出会う。桜の影をまとい、柔らかな木漏れ日に笑う彼は、子ども達の「先生」であった。…
2021年に短編集『フェイク広告の巨匠』(幻冬舎)、詩集『さびていしょうるの喃語』をそれぞれ発売した牧野楠葉と多宇加世の、まさかの合作現代詩集が誕生!文藝ユニット〈B.O.Y〉など様々な形で活動…
外見の良さだけが取り柄の母は、有力政治家と再婚した。 義父とその息子エリクが住む広大な日本庭園付きの豪邸で暮らすことになった母娘は貧乏暮らしから解き放たれ、戸惑いながらも環境に適応していく。 …
イドの奥底から汲みあげた言葉を、詩としてここに置いておきます
歯車が軋む音がしてあたしは振り返った 爪跡を残せない羊皮紙に涙のインクを滲ませた とめどなくあふれる言の葉は紅葉して清流に流れた 郭公の鳴く声に翡翠の色を水彩にして君の頬を描く 米の甘さを悲しい…