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東京ギガストラクチャー 尾見怜(著)

近未来、「SUA」と呼ばれる謎の企業集合体が日本に突如現れ、政界、官界、財界のすべてを支配するようになった。
SUAが作り出した支配の構造は、東京に建てられた千メートル級のビル群、「ギガストラクチャー」と共に日本人を緩やかに圧迫した。
差別的な思想を持つ若者である和泉は、友人で官僚のニシキと共に、正体不明の呪縛から日本を解き放つために動き出す。
差別と暴力渦巻く社会派SF。

  1. 連載中 (最終更新: 2020 年 12 月 29 日 )
  2. 35 作品収録
  3. 224,352文字(400字詰原稿用紙561枚)

Authors & Editors 執筆者一覧

尾見怜

尾見怜 著者

36歳の男です
自分の好きな感じの物語を作ってみたいと思っています

Works 収録作一覧

  1. 尾見怜

    1. 東京ギガストラクチャー

    • 小説
    • 2,105文字
    • 2019 年 12 月 19 日公開

    雪は崩れ落ちた山門の屋根につもり、時折石段の上に落ちて泥水とまざりあった。 境内は白一色、松の枝からこぼれ落ちた雪が手水舎の水に溶けて消えた。 国宝の仏殿があったらしい禅宗の廃寺は、仏殿も山門も書院もすべて、原形を留めず […]

  2. 尾見怜

    2. 東京ギガストラクチャー (一)

    • 小説
    • 8,827文字
    • 2019 年 12 月 19 日公開

    西暦二〇四一年、実質一ヶ月しか続かなかった対中露戦争が終わり、日本がとても曖昧な敗北に甘んじていたころ、両親は山口県長府市のはずれにある霊鷲山のふもとの一軒家に住んでいた。俺に戦争の記憶は一切無く、両親にもどの程度影響が […]

  3. 尾見怜

    3. 東京ギガストラクチャー (二)

    • 小説
    • 9,186文字
    • 2019 年 12 月 24 日公開

    二十八歳になり山での生活も十年目の冬、鷺沼ニシキが俺の小屋にいる。山口ではめずらしく、昼間から雪が降っている。手作り故に雑で粗末な小屋の隙間だらけの無くても困らないような扉を、声をかけずにいきなり開けた彼の表情は、論文が […]

  4. 尾見怜

    4. 東京ギガストラクチャー (三)

    • 小説
    • 6,253文字
    • 2019 年 12 月 26 日公開

    わたしは大蔵アオイ、上野のスラムで男性相手の接客業をしている。 生活にこまることはないが、ずっと今の仕事はつづけたくない。 かといってほかの仕事ができるわけでもないし、結婚をすることもいまいちピンとこない。おなじ職場にい […]

  5. 尾見怜

    5. 東京ギガストラクチャー (四)

    • 小説
    • 3,340文字
    • 2019 年 12 月 29 日公開

    俺が話を聞く限り、鷺沼ニシキの父は国立大学の脳科学者で厳格な人、母は専業主婦で穏やかな人だったようだ。清潔で優しさに満ちた家庭に育ったのだとおもう。戦争も父には関係なかったらしい。まるで別の国で起こっているかのようだった […]

  6. 尾見怜

    6. 東京ギガストラクチャー (五)

    • 小説
    • 7,047文字
    • 2020 年 1 月 2 日公開

    SUAを破壊できる情報機関を立ち上げるにあたって、必要な人員を集めなければならない。 まずは情報収集・工作のプロは不可欠な存在だ。 ニシキは官僚の人脈を利用して、俺を勧誘する前から既に退役した情報科職種の軍人を何人か目星 […]

  7. 尾見怜

    7. 東京ギガストラクチャー (六)

    • 小説
    • 4,386文字
    • 2020 年 1 月 6 日公開

    葛野という男がニシキを経由して俺に会いたいと言ってきた。 彼も茂山同様元自衛軍、防衛大臣直属の中央即応集団特殊作戦群に所属していたエリート中のエリートだった。年は俺と同じ二十八、百九〇センチ以上の身長と均整の取れた筋肉を […]

  8. 尾見怜

    8. 東京ギガストラクチャー (七)

    • 小説
    • 9,621文字
    • 2020 年 1 月 10 日公開

    細かい政治的シナリオを補強する参謀が必要だった。 ニシキが官僚や政治家のツテを辿って探し回っているが、ある種の俯瞰的な思考と様々なSUA組織の細部に通じている人材であり、かつSUAに反抗的な思想を持つ人間となると、どこを […]

  9. 尾見怜

    9. 東京ギガストラクチャー (八)

    • 小説
    • 5,843文字
    • 2020 年 1 月 14 日公開

    俺は一人で京都へ来ていた。山口でひきこもっていた十年間、最も俺がコミュニケーションをとっていた人物、平岩教授に会うためだった。 当時彼女と日常的にチャットをし、四百七十キロ近く離れた京都の大学まで押しかけて話し合うことも […]

  10. 尾見怜

    10. 東京ギガストラクチャー (九)

    • 小説
    • 8,430文字
    • 2020 年 1 月 25 日公開

    二〇六五年三月、ニシキと俺は組織の表向きの姿として設定した、セキュリティコンサルとしての企業活動を本格的に始めることとした。主な活動は要人警護や、企業の情報セキュリティ対策のパッケージ販売だ。実質的に動くのは茂山の情報部 […]

  11. 尾見怜

    11. 東京ギガストラクチャー (十)

    • 小説
    • 6,967文字
    • 2020 年 2 月 14 日公開

    人生色々と間違えていたことにきづきました。反省しています。

  12. 尾見怜

    12. 東京ギガストラクチャー(十一)

    • 小説
    • 10,677文字
    • 2020 年 3 月 21 日公開

    アラミド繊維におけるパテント王、そして現衆議院議長金剛コウイチは経歴から「不死鳥」と呼ばれている男だ。戦前は事実上の名誉職に押し上げられてしまった今よりももっと政治的影響力をもっていた。経団連会長から与党幹事長就任、圧倒 […]

  13. 尾見怜

    13. 東京ギガストラクチャー (十二)

    • 小説
    • 4,904文字
    • 2020 年 4 月 5 日公開

    がんばって書きました。読んでくれるとうれしいです。

  14. 尾見怜

    14. 東京ギガストラクチャー (十三)

    • 小説
    • 3,464文字
    • 2020 年 4 月 18 日公開

    めたくそ頑張りました。読んでくれたらマジでうれしいです

  15. 尾見怜

    15. 東京ギガストラクチャー (十四)

    • 小説
    • 6,145文字
    • 2020 年 4 月 27 日公開

    やっとかけました。なんとかなりそうです。

  16. 尾見怜

    16. 東京ギガストラクチャー (十五)

    • 小説
    • 3,366文字
    • 2020 年 5 月 4 日公開

    「軍産複合体」みたいな言葉が使いたくて小説を書いています

  17. 尾見怜

    17. 東京ギガストラクチャー (十六)

    • 小説
    • 8,184文字
    • 2020 年 6 月 9 日公開

    時間空きましたが懲りずに書いてます。本当にひどい

  18. 尾見怜

    18. 東京ギガストラクチャー (十七)

    • 小説
    • 4,863文字
    • 2020 年 6 月 18 日公開

    低気圧で頭痛になる人って人生不利ですよね。なんらかの補償がほしい

  19. 尾見怜

    19. 東京ギガストラクチャー (十八)

    • 小説
    • 4,051文字
    • 2020 年 8 月 14 日公開

    暑くてもう駄目ですね。仕事も全くはかどりませんね。

  20. 尾見怜

    20. 東京ギガストラクチャー (十九)

    • 小説
    • 4,882文字
    • 2020 年 8 月 16 日公開

    暑いしなにもやる気がしない。甘いものも食べ過ぎている気がする。

  21. 尾見怜

    21. 東京ギガストラクチャー (二十)

    • 小説
    • 9,777文字
    • 2020 年 8 月 24 日公開

    この作品はほんとうに素晴らしいかは知りませんが、読んでください!

  22. 尾見怜

    22. 東京ギガストラクチャー (二十一)

    • 小説
    • 10,843文字
    • 2020 年 8 月 25 日公開

    涼しくなってきたので何とか人間らしい生活ができるようになりましたね

  23. 尾見怜

    23. 東京ギガストラクチャー (二十二)

    • 小説
    • 6,042文字
    • 2020 年 8 月 30 日公開

    実際に柏崎刈羽原子力発電所に行ったのを思い出しました。

  24. 尾見怜

    24. 東京ギガストラクチャー (二十三)

    • 小説
    • 7,985文字
    • 2020 年 9 月 7 日公開

    独裁者の演説というのは、エンタメとしてみればとてもいいものです。

  25. 尾見怜

    25. 東京ギガストラクチャー (二十四)

    • 小説
    • 14,269文字
    • 2020 年 9 月 20 日公開

    コロナ陽性ですが頑張って治します。。。。

  26. 尾見怜

    26. 東京ギガストラクチャー (二十五)

    • 小説
    • 8,356文字
    • 2020 年 9 月 29 日公開

    コロナたぶん治りました~ 杉並区ありがとう愛してる

  27. 尾見怜

    27. 東京ギガストラクチャー (二十六)

    • 小説
    • 5,416文字
    • 2020 年 10 月 8 日公開

    強姦のシーンを書くことは、小説や映画かAVでしか見たことがないのでムズイと思ったが、よく考えたら私はほとんどのことがらを小説か映画でしか見たことがないことに気づいた。

  28. 尾見怜

    28. 東京ギガストラクチャー (二十七)

    • 小説
    • 2,683文字
    • 2020 年 10 月 15 日公開

    下腹をへこますにはどのようにしたらいいのか

  29. 尾見怜

    29. 東京ギガストラクチャー (二十八)

    • 小説
    • 2,403文字
    • 2020 年 10 月 27 日公開

    ようわからんくらいやる気出ませんね。寒いし花粉だからかな

  30. 尾見怜

    30. 東京ギガストラクチャー (二十九)

    • 小説
    • 4,303文字
    • 2020 年 11 月 4 日公開

    そろそろ終わりです。読んでほしいですー。

  31. 尾見怜

    31. 東京ギガストラクチャー (三十)

    • 小説
    • 2,768文字
    • 2020 年 11 月 10 日公開

    習慣の奴隷的な、機械的な人間になりたいですね

  32. 尾見怜

    32. 東京ギガストラクチャー (三十一)

    • 小説
    • 9,929文字
    • 2020 年 11 月 23 日公開

    寒暖差が激しいのは苦手です。もうすぐ終わります。

  33. 尾見怜

    33. 東京ギガストラクチャー (三十二)

    • 小説
    • 11,547文字
    • 2020 年 12 月 4 日公開

    官房長官を逮捕してみたいっていうのは攻殻SACを見てからずっと夢でした。自作小説とはいえ夢がかなってうれしい。

  34. 尾見怜

    34. 東京ギガストラクチャー (三十三)

    • 小説
    • 4,298文字
    • 2020 年 12 月 21 日公開

    もうよくわからないくらいさむいですね。。

  35. 尾見怜

    35. 東京ギガストラクチャー (三十四)

    • 小説
    • 1,192文字
    • 2020 年 12 月 29 日公開

    おわりです。読んでくれた方ありがとうございました。

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