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ハンナは空の目の下 尾見怜(著)

外見の良さだけが取り柄の母は、有力政治家と再婚した。
義父とその息子エリクが住む広大な日本庭園付きの豪邸で暮らすことになった母娘は貧乏暮らしから解き放たれ、戸惑いながらも環境に適応していく。
そんなある日、庭に爆弾が落ちてきた。

  1. 連載中 (最終更新: 2021 年 8 月 25 日 )
  2. 24 作品収録
  3. 213,203文字(400字詰原稿用紙534枚)

Authors & Editors 執筆者一覧

尾見怜

尾見怜 著者

36歳の男です
自分の好きな感じの物語を作ってみたいと思っています

Works 収録作一覧

  1. 尾見怜

    1. ハンナは空の目の下

    • 小説
    • 2,929文字
    • 2021 年 1 月 11 日公開

    女性一人称が難しくて妥協して三人称になりました。

  2. 尾見怜

    2. ハンナは空の目の下 (一)

    • 小説
    • 7,979文字
    • 2021 年 1 月 21 日公開

    男性が女性の主人公を書くのは挑戦ですね。太宰の「女生徒」は衝撃でした

  3. 尾見怜

    3. ハンナは空の目の下 (二)

    • 小説
    • 10,128文字
    • 2021 年 1 月 30 日公開

    明治のプチガムをよく食べます。もう20年くらい食べてます。

  4. 尾見怜

    4. ハンナは空の目の下 (三)

    • 小説
    • 7,210文字
    • 2021 年 2 月 4 日公開

    日本で無職一人暮らしは世界一幸福。もう戻れないよ昔のようには

  5. 尾見怜

    5. ハンナは空の目の下 (四)

    • 小説
    • 8,595文字
    • 2021 年 2 月 9 日公開

    部屋の中の湿気を保つのが何よりむずかしい。

  6. 尾見怜

    6. ハンナは空の目の下 (五)

    • 小説
    • 7,951文字
    • 2021 年 2 月 15 日公開

    これから寒くなったりあったかくなったりするでしょうがそのたびに頭痛いですよね

  7. 尾見怜

    7. ハンナは空の目の下 (六)

    • 小説
    • 5,680文字
    • 2021 年 2 月 22 日公開

    SF的な要素にかかわるすべての整合性を無視しています。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

  8. 尾見怜

    8. ハンナは空の目の下 (七)

    • 小説
    • 9,059文字
    • 2021 年 3 月 2 日公開

    花粉の季節がきましたね、なにもできないですね

  9. 尾見怜

    9. ハンナは空の目の下 (八)

    • 小説
    • 7,413文字
    • 2021 年 3 月 9 日公開

    司馬遼太郎に影響を受けました。というか両親が読みまくってそのへんに放置しているので受けざるをえない

  10. 尾見怜

    10. ハンナは空の目の下 (九)

    • 小説
    • 10,526文字
    • 2021 年 3 月 17 日公開

    だいたいの分布はベルカーブってほんとなのかしら

  11. 尾見怜

    11. ハンナは空の目の下 (十)

    • 小説
    • 9,892文字
    • 2021 年 3 月 24 日公開

    狂ったように一気に書くか、毎日こつこつやるのか、どっちもやるけどどっちもうまくいかない

  12. 尾見怜

    12. ハンナは空の目の下 (十一)

    • 小説
    • 12,465文字
    • 2021 年 4 月 1 日公開

    一日一食を癖にしたい。お金がたまるし痩せるし

  13. 尾見怜

    13. ハンナは空の目の下 (十二)

    • 小説
    • 4,780文字
    • 2021 年 4 月 9 日公開

    とにかく調子悪い時期が終わりつつあるかもしれん

  14. 尾見怜

    14. ハンナは空の目の下 (十三)

    • 小説
    • 12,832文字
    • 2021 年 4 月 20 日公開

    いろいろと調子が悪い。でもいつもだから落ち込むことさえなくなった

  15. 尾見怜

    15. ハンナは空の目の下 (十四)

    • 小説
    • 6,919文字
    • 2021 年 4 月 30 日公開

    マルチタスクができない。脳が拒否している気がする。ニートまっしぐら

  16. 尾見怜

    16. ハンナは空の目の下 (十五)

    • 小説
    • 8,080文字
    • 2021 年 5 月 9 日公開

    ランジャタイが好きすぎてやばい。いずれ観にいきたい

  17. 尾見怜

    17. ハンナは空の目の下 (十六)

    • 小説
    • 9,068文字
    • 2021 年 5 月 18 日公開

    湿気が50%超えていないと日本らしくない

  18. 尾見怜

    18. ハンナは空の目の下 (十七)

    • 小説
    • 7,174文字
    • 2021 年 6 月 7 日公開

    よくわからんことが多すぎるときは脳が逝ってるので検索せずに忘れるにかぎる

  19. 尾見怜

    19. ハンナは空の目の下 (十八)

    • 小説
    • 6,840文字
    • 2021 年 6 月 17 日公開

    腰が痛い。ストレッチのやりすぎで腰痛持ちになった。腰痛持ちになりたくなくてストレッチやってたのに

  20. 尾見怜

    20. ハンナは空の目の下 (十九)

    • 小説
    • 11,791文字
    • 2021 年 6 月 29 日公開

    在宅勤務は本当に快適です。この幸せが永遠に続いてほしい

  21. 尾見怜

    21. ハンナは空の目の下 (二十)

    • 小説
    • 17,816文字
    • 2021 年 7 月 11 日公開

    夏なので「月と六ペンス」再読した 再読したといっても二十年ぶり

  22. 尾見怜

    22. ハンナは空の目の下 (二十一)

    • 小説
    • 10,074文字
    • 2021 年 7 月 29 日公開

    やったー日本のサッカーが強い。うれしいうれしーい

  23. 尾見怜

    23. ハンナは空の目の下 (二十二)

    • 小説
    • 16,337文字
    • 2021 年 8 月 15 日公開

    ナンバーガールが好きなランジャタイが好きです

  24. 尾見怜

    24. ハンナは空の目の下 (二十三)

    • 小説
    • 1,665文字
    • 2021 年 8 月 25 日公開

    長い作品ですが、読んでくれた方ほんとうにありがとうございました。

How people say みんなの反応



4.5
1件の評価)


  1. 自分は個人的にSFは苦手、というか食わず嫌いをしておりまして、有名なディックもレムもピンチョンさえも読んだ事がないのですが、この作品は大変面白く読ませていただきました。
    自分がSFが苦手というのは、それはSF好きの方からすればしょっちゅう聞くような陳腐な理由であると思うのですが、「SFみたいな書き方をするなら何だって書けてしまう」というものでしたが、実際にこの作品のように骨太なテーマを扱った骨太な小説を読むとそれは浅はかであったと考えを変えざるを得ません。
    構成などにしても最初のシーンと末尾近くのクライマックスのシーンの照応、「空の眼」が最初から出てくるのではなく全編の三分の一ほど進んだところで出てくる事で生まれる存在感(以来ずっと在り続けるこの不気味な衛星のイメージは秀逸です)、特に意味も無さそうだった飛行機が伏線になってる事、基本的に場面(舞台面)がいくつかの場所で固定されている事などでガッチリしていて、自分でも長編を書くことを企んでいる自分としてはとても勉強になるものでした。

    一つだけ細かいことを言うとすればですが。自分は著者の方よりやや年長のアラフォーなのですが、作中に出てくるバンドや映画の固有名詞だけに限らず、全編に満ちている暴力的な雰囲気や人物造形のシニカルさ(後者は大好きなのですが)に、90~00年代あたりの時代の空気を強烈に感じるものがありまして、ほぼノスタルジーをさえ覚えました。あの時代の雰囲気というのはもう古い新しいを越えた一種のスタンダードになっているのかどうか、それがこの作品にとってマイナスに働かないかどうかだけが少し心許なく思えました。

    またこれは著者の方が意識されたのか全く関係ないかわかりませんが、読み終えて思い出したのがプーシキンの史劇『ボリス・ゴドゥノフ』でした。あの作品ではやはり同じように空疎な「民衆」が僭称者に乗せられていいように動かされていたのが、最後の最後で正気に返るわけですが、今作では最後までどうしようもなく空疎です。その「民衆」に悩まされつつも冷たい批判を下す、勝者であるエリクにしてもどこか空疎な人物に思えます。「民衆」の判断などは無軌道で結局正しくなく、少数のエリートによって制御されなければ社会の安定は保てない。そこで、主人公のハンナの行く末に希望を仄めかしたりしないところも(エンディングとしてはやや気詰まりでも)作品として素晴らしいと思いました。それにしてももう少し蒔岡家の哲学や、彼らの構築した社会システムを知りたいような気もしました。

    わたくしSNSなどをやっておりませんのでシェアできないのを申し訳なく思います。

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