世田谷文学館では、芸術家・寺山修司に関するコレクション展「寺山修司展」を10月5日から開催する。

18歳で「短歌研究」新人賞を受賞し、その後、詩作、演劇など様々な分野に向かい活躍の幅を広げていった芸術家・寺山修司。1960年代後半には、世田谷区下馬へ移住し、演劇実験室「天井棧敷」を設立するなど、世田谷区は寺山修司にとって大きな飛躍の舞台となった地である。

「寺山修司展」では、寺山修司生誕90年にあたって、これまで世田谷文学館で収蔵されてきた関連コレクションが一堂に展示される。寺山修司展は、「1.世田谷区下馬・演劇実験室「天井棧敷」の設立」「2.手紙魔・寺山修司」という二つの大きなテーマで構成され、寺山自筆の書簡や、演劇実験室「天井棧敷」に関する資料(原稿・台本・ポスター)など約150点の資料が展示され、寺山修司の人物像とその活動が幅広く紹介される。寺山修司の世界に改めて浸ることができるコレクション展となりそうだ。

「寺山修司展」は世田谷文学館で10月5日から2025年3月30日まで開催される。入場料、休館日など詳しい情報は下記公式サイトも参照のこと。