全国の書店員が投票する本屋大賞一次予選候補作一覧で3点を獲得した『シン・サークルクラッシャー麻紀』は書影付きで紹介。書店員による熱のこもった紹介文もあわせてご覧いただきたい。

また、佐川の近刊『科挙ガチ』も1.5点でランクインしていた。こちらも書影付きなので、佐川フリークにはたまらない一冊となっている。

メジャー文学賞へのアンチテーゼとして誕生した本屋大賞が直木賞化しているという批判は長くあるが、一次投票の候補作にはユニークなラインナップが並んでいる。ある意味で破滅派という版元の作品がならんだ一次投票こそ本屋大賞の本懐と言えないだろうか。

連載も開始して、波に乗っている佐川恭一の今後にますます期待したい。