徳島新聞社と徳島文学協会が主催する『第6回阿波しらさぎ文学賞』が作品募集を開始している。募集締切は2023年6月10日。

2017年に設立され、第2回では佐川恭一が「踊る阿呆」で受賞している。同作は現在発売中の『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』(集英社)にも収録されているので、応募を考えている人には一読をおすすめする。

徳島ゆかりの地域や文化、歴史、産業、人物などを作中に登場させたもので原稿用紙に15枚以内の作品を募集。詳細は公式ホームページで確認を。

最終選考委員を芥川賞作家の吉村萬壱、同じく芥川賞作家・小山田浩子の二人が務める。これまでの歴代受賞作を見ても、SF、エンタメ、純文学、幻想……と様々なジャンルの作品が選出されているのも大きな特徴だ。

賞金は「阿波しらさぎ文学賞」が30万円、「徳島新聞賞」10万円、徳島文学協会賞が3万円(※徳島新聞賞は徳島出身または徳島在住者から、徳島文学協会賞は25歳以下の応募者から選出)。

受賞作発表は2023年8月で、受賞作は徳島新聞紙上および徳島新聞電子版に掲載されるほか、徳間書店の文芸誌「読楽」(2023年12月号)と、徳島文学協会の文芸誌「徳島文學」にも掲載予定。