ロフトグループによる有料配信イベント「不謹慎ゲームとは何か? ~不謹慎ゲームから、逸脱を許さない時代の人々へ~」が5月30日に配信されることがわかった。

コロナウイルスが蔓延している中、その症状や感染力について恐れている人々は少なくないだろう。しかし同時に、国によって行われている「自粛」要請などが引き金となり、営業している店舗や他県ナンバーの車へ誹謗中傷や石を浴びせる所謂「自粛警察」が現れるなど、社会と集団の恐ろしさを暴き出してもいる。自粛や様々な衛生措置に従わない・従えない人々はネット上でも叩きの対象となっている。しかし翻れば、元々はそのような情勢を嘲笑い、ネタにし、独自の立場を貫いていく人々の方がネット上に多かったのではないか?そして、その一つの形が所謂「不謹慎ゲーム」「地下ゲーム」と呼ばれるものだったかもしれない。このイベントでは、主に平成年間の出来事を振り返りつつそれを元にしたネット発のゲームを遊びながら、現代のコロナに右往左往する世相について考えていく。

出演者は、オタクライターとして様々な人間の光と闇を観察してきた有名なめりぴょん氏、『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』の著者で不謹慎どころか不敬の専門家である髙井ホアン(Juan.B)、そして阿佐ヶ谷ロフトAの山崎尚哉氏の三名となっている。どのようなゲームが出て来るかは当日までのお楽しみだが、今では簡単には遊べないゲームも紹介される様だ。

非常事態宣言が解除されつつあるとはいえ普段通りの外出は出来ない最中ではあるが、この配信イベントを見ることで、今まで知らなかったあるいは無意識に目を背けてきたような出来事を遊戯として再確認しつつ、感じつつバーチャル外出を行うのも良いだろう。

「不謹慎ゲームとは何か? ~不謹慎ゲームから、逸脱を許さない時代の人々へ~」は5月30日午後8時ごろより配信される。配信チケットの価格は1500円。チケットや閲覧方法などの詳細は下記リンクなどを参照のこと。