日本文学振興会により12月16日に発表された第162回芥川龍之介賞・直木三十五賞候補作の顔触れは以下のとおりである。

・芥川賞

作品名(出版社) 著者
幼な子の聖戦 (すばる 十一月号) 木村友祐 初ノミネート
音に聞く (文學界 九月号) 髙尾長良 3回目のノミネート
デッドライン (新潮 九月号) 千葉雅也 初ノミネート
最高の任務 (群像 十二月号) 乗代雄介 初ノミネート
背高泡立草 (すばる 十月号) 古川真人 4回目のノミネート

 

・直木賞

作品名(出版社) 著者
噓と正典 (早川書房) 小川哲 初ノミネート
熱源 (文藝春秋) 川越宗一 初ノミネート
スワン (KADOKAWA) 呉勝浩 初ノミネート
背中の蜘蛛 (双葉社) 誉田哲也 初ノミネート
落日 (角川春樹事務所) 湊かなえ 4回目のノミネート

 

選考会は来年1月15日、築地の料亭・新喜楽で開催される。

芥川賞選考委員は小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、堀江敏幸、松浦寿輝、宮本輝、山田詠美、吉田修一。
直木賞選考委員は浅田次郎、伊集院静、角田光代、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、宮城谷昌光、宮部みゆき。

それぞれ芥川賞候補5作品、直木賞候補5作品の中からどの作品が選ばれるのか、期待して待ちたい。