世界屈指の本の街に、今年も祭りの季節がやって来た。

日本で行われる様々なブックフェア・古本市の中でも最大級の規模を誇る「神田古本まつり」は今年で60回目の節目を迎える。例年読書週間(10月27日~11月9日)に収まる日程で開催されており、本に親しむ良い機会となっている。今回も約100店の出店と約百万冊の本が集まり、神田神保町一帯に各種書店の出店が行われる。まつりの主要な催しとして、100万冊の本が並ぶ大バーゲン「本の回廊」や、有力古書店による普段店頭では見られない本が並ぶ「特選古書即売展」、収益の一部が寄付される古本チャリティーオークションなどが催される。

その他にも書籍にまつわる大小様々な催しが行われる。蔵書印製作体験や読書に関するトークイベントなど、書籍・読書に関連するイベントが神保町一帯で数多く行われる。今年も様々な本との縁を楽しみながら是非まつりに参加したい。また、開催期間中の10月26日・27日には、特に出版社・出版文化に焦点を当てた「第29回神保町ブックフェスティバル」も同時開催されるので、こちらも是非訪れたい。カレーの名店が集まる地域でもあるので、食の秋も同時に楽しめるだろう。

第60回東京名物神田古本まつりは、10月25日から11月4日まで開催される。詳しい情報は下記サイト等を参照の事。前年、Juan.Bが潜入したルポ記事もあるのでこちらも参照していただきたい。