東欧の大国・ウクライナを扱った書籍である平野高志著『ウクライナファンブック』がパブリブより出版される。
昨年5月に破滅派同人・髙井ホアン(Juan.B)著『戦前反戦発言大全』『戦前不敬発言大全』を刊行するなどしているパブリブから、ハマザキカク氏の編集により、また世界が広がる書籍が出版される。「ニッチ・ジャーニー」シリーズの第一冊、平野高志氏が執筆した『ウクライナファンブック』である。
ウクライナといえば東欧の大国であり、かつてはソ連構成国の一つでもあった。近年はロシアとのクリミア危機という不幸な出来事でも注目された。だが、ウクライナにはまだまだ知られていない様々な文化や名所が数多く存在している。コサック騎兵に代表される歴史、キエフに代表される各都市の姿、豊かな穀倉地帯とボルシチなどに代表される食文化など、ウクライナの豊かな文化を、写真家でウクライナ国営通信の日本人編集者でもある平野高志氏が余すところなく紹介する。また、ウクライナはアジアと欧州を結ぶ重要な地点でありタタールとの関係も深いことから、『タタールスタンファンブック』の著者である櫻間瑞希氏による特別寄稿記事も寄せられた。
昨年12月に発売された近堂彰一著『重慶マニア』について、この本を片手に重慶を旅行し楽しめたという人々がネット上で多く見られる。『ウクライナファンブック』も、読んで楽しむだけでなく、是非現地に持っていきたい本となりそうだ。「ニッチ・ジャーニー」シリーズの今後にも期待したい。
平野高志著『ウクライナファンブック』は2月4日出荷予定となっており、近日中に全国有名書店及び模索舎・タコシェなどのミニコミ書店、各種ネット通販で購入できるようになる見込みである。詳しい情報は下記リンクなどを参照のこと。
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