無垢な悪 一色孟朗(著)

壊すでもなく、救いを求めるでもなく、感情の底でくすぶる反抗と冷笑
声なき拒絶と、行動なき逸脱、静かすぎる狂気

  1. 連載中 (最終更新: 2025 年 5 月 31 日 )
  2. 5 作品収録
  3. 5,290文字(400字詰原稿用紙14枚)

Authors & Editors 執筆者一覧

一色孟朗

一色孟朗 著者

人間の狂気を観察

Works 収録作一覧

  1. 一色孟朗

    1. はじめに

    • 小説
    • 159文字
    • 2025 年 5 月 31 日公開

    この小説はネモスティアTRPG(原案:KMPA氏)をプレイした際の派生作品です   プレイ協力者 思想・哲学・文学・芸術の会 Association of Religion and Philosophy and […]

  2. 一色孟朗

    2. 無垢な悪 1

    • 小説
    • 1,456文字
    • 2025 年 5 月 31 日公開

    おはようから始まり、そして張り付けられた笑顔で僕の目の前に朝食が置かれる。トースト、ベーコン、スクランブルエッグ、ちぎられただけの濡れたレタス。毎朝代り映えのないメニューだ。間抜けな顔をした猫のマグカップには紅茶。口を付 […]

  3. 一色孟朗

    3. 無垢な悪 2

    • 小説
    • 1,146文字
    • 2025 年 5 月 31 日公開

    駅へ向かうとベンチに老人が一人座っている。 年寄りは大体その辺にいる。あてもなくその辺にいて長い暇を無駄に消費しているけれど、もっと他にやることはないのだろうか。 まぁ、僕には関係ないけれど。 その老人の前を通って改札に […]

  4. 一色孟朗

    4. 無垢な悪 3

    • 小説
    • 1,240文字
    • 2025 年 5 月 31 日公開

    車内は朝から疲れ切った大人で溢れている。誰もが黙って揺られている中、よしお君の前の席だけが一つ空いていた。誰かしらが座りそうであるが恐らく人々は互いに接触するのが嫌なのかもしれない。一人が座るには少し狭いように見える。 […]

  5. 一色孟朗

    5. 無垢な悪 4

    • 小説
    • 1,289文字
    • 2025 年 5 月 31 日公開

    久しぶりに再会した悪友は以前に比べて派手になっていた。斑に脱色された髪、左右の大量のピアス。 中学の時はクラスの真ん中にいようが前にいようが誰の目にも止まらないぐらい地味な奴だった。勉強もできたわけでもない。それくらいの […]

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