斧田小夜による新作「オルフェウスの子どもたち」が、5月23日に発売される日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第3弾『AIとSF』（早川書房）に収録される。

　『ポストコロナのSF』『2084年のSF』に続く、日本SF界の22人の作家による書き下ろしアンソロジー第3弾。画像生成AI、ChatGPTなど対話型AIの話題はすっかり定着しつつあるが、その進化に晒された2025年大阪万博までの顛末、チャットボットの孤独、AIカウンセラーの献身からシンギュラリティなど、22人の作家がAIと人類の未来を描く。

　先月発売された『NOVA2023夏号』（大森望編、河出文庫）掲載の「デュ先生なら右心房にいる」も好評な斧田だが、早くも斧田の描くAI世界小説がお披露目される。高山羽根子や飛浩隆や円城塔などのビックネームから、人間六度や十三不塔など新進気鋭の作家まで幅広いSF界の書き手が集結した今作。斧田ファンはもちろん、SF好きにも必携の一冊となっている。