都内・八重洲ブックセンター本店が9日、所在地を含む街区の再開発計画に伴い2023年3月で営業を終了すると発表。

1978年9月18日、100万冊の在庫を誇る日本初の超巨大書店として東京駅前に開店して以来、44年間に渡り営業を続けてきた。

今後の店舗について、街区の再開発事業で建設予定の超高層大規模複合ビル(2028年度建物竣工予定)への将来的な出店を計画しているという。

また、本店の営業終了に先立ち、本部事務所は2023年初めに移転を予定。仮店舗での営業継続を検討中とのこと。

なお、9月17日~30日の14日間、恒例の八重洲ブックセンター創業祭を今年も全店舗で開催。本店では最後の創業祭となる。「つなぐ」をテーマに「本と人」「人と人」とがつながる企画を準備中だという。さらに、本店では10月以降も引き続き全フロアを挙げて特別企画を開催する。

筆者も何度か訪れたことがあるが、全フロアが書籍で埋まった壮観な大型書店に訪れるたびに心躍るようなワクワク感を覚えた。一抹のさびしさはあるものの、再開発で生まれ変わった東京駅周辺で書店がどう生まれ変わるのか期待したい。