コロナ禍や自粛の中で苦しむ全国の書店・古書店への支援のための基金「ブックストア・エイド基金」が、5月29日までクラウドファンディングを募っている。

コロナウイルスの蔓延や、自粛・休業の要請により、様々な業種で混乱が発生し、また客足も遠のいている。大型書店から小さな町の書店まで、全国の書店・古書店も、先行きの見えない自粛・休業の不安に苦みつつ、いつか訪れるコロナ以後の世界においても豊かな読書の文化を絶やさぬように対応を始めている。

その様な中、先立ってミニシアター業界の支援の為に行われているクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」を参考に、全国の書店・古書店を支援するための「ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金」も開催されることとなった。「ブックストア・エイド基金」はクラウドファンディング形式で支援金を募り、集まった金額を、支援を求め申告した書店・古書店に対し分配する形式となっている。また、リターンとして「ブックストア・エイド図書券」を受け取る事が出来たり、オンライン限定イベントへの参加や特典本を受け取る事が出来るコースも存在する。

5月5日現在、全国81店の書店・古書店がブックストア・エイド基金の支援先として参加している。5月13日現在では、約2400万円の支援が集まっている。コロナによる自粛の最中でも、読書を楽しみ、また本に癒された方は多いだろう。これからも豊かな読書や書店を楽しんでいくためにも、一つの支援の形として、是非支援を考えてみては如何だろうか。

クラウドファンディング「ブックストア・エイド基金」は5月29日まで行われる。詳しい内容は下記リンクなどを参照のこと。