セルフパブリッシングされている作品の中からこの夏オススメの100冊を選出した「セルパブ!夏の100冊2019」が、夏100実行委員会により7月7日にBCCKSより発刊された。

電子書籍と言う言葉が普及して久しく、作家が自分や知り合い同士の力で本を出版する事も以前より容易になった。そんな中で、セルフパブリッシング(セルパブ)作家やセルパブサイトが集い、この夏オススメの100冊を揃える「セルパブ夏の100冊」企画が始まったのは2016年の事。マスコットの「ぱぶにゃん」なども生まれ、多くのセルパブ書籍がこの企画を通じて知られていった。

今回はセルパブ書籍100冊の紹介の他にも、エメーリャエンコ・モロゾフとカール・レーフラーによる対談、星見拾弐・初瀬明生・忘草飛鳥による座談会、米田淳一・竹島八百富・神楽坂らせんによる同窓会なども収録されている。破滅派からも、高橋文樹、斧田小夜、Juan.B、瀧上ルーシー、佐川恭一、牧野楠葉、波野發作、藤城孝輔、天王丸景虎、諏訪靖彦、大猫、谷田七重らの電子書籍が掲載されている。文フリ東京で話題となった『モロゾフ入門』も登場する。

セルパブ界に新しい風を吹き込むことになるであろうこの企画。無料で閲覧する事が出来るので、是非とも「セルパブ!夏の100冊2019」が多くの人に読まれ、これを片手やタブの片隅に置きつつ、セルパブの広大な世界に飛び込んでくれる事を願って止まない。