日本漢字能力検定協会は12月12日、京都・清水寺で「今年の漢字」を発表した。

毎年年末の風物詩となった「今年の漢字」も今回で24回目となる。報道陣の見守る中、清水寺の森清範貫主が奥の院の舞台で、大きな和紙に揮毫を行った。19万3214票の応募から選ばれた2018年の漢字は、が2万858票を集めた「」だった。

「災」が選ばれた理由としては、大阪府及び北海道で発生した大地震や、頻繁に飛来した台風、猛暑など、振り返ると様々な災害が相次いだこと、またそれにより防災意識が高まったこと、更に、パワハラや大学入試の男女差問題など「人災」が相次いだことなどが挙げられている。二位以下は「平」「終」「風」 「変」 だった。「平」「終」「変」は元号の終わりを予感させる。まさに改元が行われる来年は、もしかすればこの様な漢字が選ばれるのかも知れない。

なお、今回大書された「災」は、12月22日から京都の「漢字ミュージアム」(漢検漢字博物館・図書館)で展示される予定である。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。