早稲田大学では、早稲田大学図書館主催による連歌についての企画展「これが連歌だ! ――伊地知鐵男文庫で学ぶ連歌の世界――」を10月1日から開催する。

「連歌」とは鎌倉時代から発展した和歌の一種で、二人以上の人が和歌の、上の句と下の句とを互いに詠み合い続けて行く形式の歌のことである。

企画展「これが連歌だ! ――伊地知鐵男文庫で学ぶ連歌の世界――」では、早稲田大学元教授で宮内省図書寮にも勤めていた故伊地知鐵男(1909~1998)が収集し1988年に寄贈した連歌に関するコレクション「伊地知鐵男文庫」を始め、貴重な資料を駆使し、日本の連歌文化を紹介する。企画展では、「連歌」について学校でその存在は学んでいても形式や楽しみ方について知っている人はそれほど多くない中で、分かりやすく興味を持ってもらえるような紹介を心掛けているという。

伊地知文庫以外にも、個人蔵の貴重な資料「賦何人連歌」と言った資料も展示されており、連歌文化に親しめる良い機会を提供する企画展となりそうだ。

企画展「これが連歌だ! ――伊地知鐵男文庫で学ぶ連歌の世界――」は早稲田大学総合学術情報センター2階展示室で、10月1日から31日まで開催される。詳しい情報は下記早稲田大学図書館サイトを参照のこと。