日本漢字能力検定協会は、毎年恒例となっている「今年の漢字」の募集を11月1日(火)より開始している。協会のウェブサイトやハガキ等で誰でも応募することが可能で、応募者には抽選で1万円分の図書カードなどのプレゼントも当たる。募集は12月5日(月)まで。

その年の世相を1文字の漢字で表現する「今年の漢字」は1995年からはじまったキャンペーンだ。清水寺の貫主・森清範によって揮毫される巨大な1文字も、今や年末の風物詩としてお馴染みだろう。年末のテレビ等では芸能人や著名人が個人個人にとっての「今年の漢字」をインタビューされる例も多く、1文字で1年を振り返ろうという行為はすっかり世間に定着したといえる。

たった1文字にさまざまな出来事やメッセージを込める「今年の漢字」は、考えようによっては最も短い詩だと捉えることも可能だ。日ごろから文字に触れる機会の多い文学ファンだからこそ、思い思いの1文字を気軽に応募してみてはいかがだろうか。