本日、第10回創元SF短編賞の発表が行われ、破滅派同人の斧田小夜が入賞した。
4月22日に第10回創元SF短編賞の最終選考が行われ、大森望・日下三蔵選考委員と宮内悠介ゲスト委員による選考の結果、トキオ・アマサワ『サンギータ』が正賞を、破滅派同人の斧田小夜が『飲鴆止渇』で優秀賞を受賞した。また、選考委員個人の賞として、日下三蔵賞が谷林 守「『サハリン社会主義共和国近代宗教史料』(二〇九九)抜粋、およびその他雑記」に、宮内悠介賞が千葉 集「回転する動物の静止点」にそれぞれ贈られた。
おかげさまで優秀賞いただきました https://t.co/wyTG0NdXjn
— 斧田 小夜 (@pigya) April 23, 2019
斧田小夜は受賞に際し「思えば初めて短編を書いたときに応募したのが創元SF短編賞でした。それからおよそ五年、短編の書き方ってよくわからないな、苦手だなと思っている中、今回こうして賞をいただけたのは、拙作を読んでくださったたくさんの方々のおかげだと思っております。まだまだできないことのほうが多いですが、少しでも誰かの心に触れるものを書いていきたいです。がんばります。」とコメントした。
創元SF短編賞は東京創元社が主催し2009年より始まった、「広義のSF」短編を対象とする文学賞である。創元SF短編賞からは、後に三島由紀夫賞を受賞した宮内悠介なども出身している。
斧田小夜の更なる活躍と、破滅派同人の発展に期待したい。
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