絶叫。俺の阿鼻叫喚。鼓動。ボンバイエ。
私の日記文学。オッサンほいほいだが、個人日記が熱く、文学臭がする時代がかつてネットにもあった。
『常識でしょ』『普通こうでしょ』こんな言葉にはもうウンザリ! 想像オンリーで行われる論理と常識の脱却。皆さんも常識を破壊していってください。
戦争を知らない僕らがこの戦争の時代に、何を語れるのだろう。アウシュヴィッツとザクセンハウゼンの訪問、ワルシャワ、クラコフ、ベルリンの街並み、Winnyとオッペンハイマー、関心領域、リヒター、ゴヤ…
不条理な大幸運に飄々と忍従する中学生少年少女たちのロードムービー。 異世界にして過去世。未来にして神話時代。下劣にして荘厳。地獄にしてユートピア。 図書館にはなく、本棚にはある…
あのひとが読んだら、きっと自分のことだとわかってしまう!
自分のために書いた文章。知り合いに見せることはできないけど他人になら。
壊すでもなく、救いを求めるでもなく、感情の底でくすぶる反抗と冷笑 声なき拒絶と、行動なき逸脱、静かすぎる狂気
中編小説一篇・短編小説一篇収録。 中編『生贄物語』――閉鎖的な土地の因習により、三十歳になったら死なねばならない男の、三十歳の時の話。 短編『アレクサンドリア図書館』――…
どちらが現実であるかわからない。火事が鎮まればわかるだろう。 その時まで生きていたくなかった。 (本文より) 神経症歴十年を数える二十九歳の「私」は、降って湧いたようなあぶく銭を…
――みんな何かと人間を特別扱いするけど、個体の数から言えば、虫たちの方が圧倒的に多いんだよ。虫だけじゃない。地球上のあらゆる命を足し合わせたら、人間の数なんて比べものにならないくらい微々たるもの…
国会議事堂が妊娠して九ヶ月が経過した。衆議院事務局の職員・佐々木は文字通り気が狂いそうな仕事を任されていた。――来月にも国会議事堂から生まれる新生児をケアせよ。国会議事堂を妊娠させた男を捜索せよ…
ギャラリーは白い。 壁も床も天井も白く、白々しい光に溢れている。 ・・ どうですか。そんな女の子があの絵の向こう側にいるような気がしませんか。どこかに居そうな女の子でしょ。 (2018年)
青にもいろいろな青がある。 わたしはいくつもの青を想像する。 「空と海の違い、わかる?」 彼女が問う。 空と海、朝食と夢。 (2017年)
少女たちは独り言のように囁きます。 その声は歪な鏡に反射して、彼女たちの世界を虚構に包み込んでゆく。 虚構が彼女たちを語り出す。 (2022~2025年)
彼女の話は彼の腕の中で紡がれてゆきます。 (2017年)
二〇二五年問題という言葉が存在し、その二〇二五年が到来した。何が問題かというと、日本で最大の人口ボリュームを誇る団塊世代が後期高齢者になるのである。この問題はさまざまに存在するが、その一つとして…
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
破滅派の書籍は書店・通販サイトでお求めいただけます。