児童文学者・漫画家として知られる矢玉四郎が、7月14日に老衰で死去した。80歳だった。8月20日に岩崎書店がサイト上で発表した。

1944年、大分県別府市生まれ。サラリーマン生活の後、「週刊少年マガジン」などに漫画を寄稿していたが、児童文学に転向。1980年に刊行された『はれときどきぶた』に始まる「はれぶた」シリーズは大人気となり、アニメ化や海外展開もされた。

また、国語の混ぜ書き表記(子供を「子ども」と表記するなど)に反対するなど、国語教育についても発信を行っていた。近年も精力的に活動していたが、岩崎書店によれば、春頃より体調を崩していたという。