アメリカの児童文学者ルース・スタイルス・ガネット(Ruth Stiles Gannett)が、6月11日にアメリカで死去した。100歳だった。

1923年、ニューヨーク生まれ。スキー場でアルバイトをしながら執筆した『エルマーのぼうけん』が1948年にランダムハウス社から出版された。主人公のエルマーと竜の冒険や、動物たちとの交流を描いたこの作品は全米の子どもたちの間で人気作となった。続編として1950年に『エルマーとりゅう』、1951年に『エルマーと16ぴきのりゅう』も執筆している。

『エルマーのぼうけん』シリーズは日本を含む世界で大ヒットとなっている。日本では1963年から順次日本語版版が出版されており、日本語版の累計発行部数は780万部となっている。