一般社団法人の電子出版制作・流通協議会(電流協)が主催する「第6回電流協アワード2023」電流協大賞に総合誌面制作プラットフォーム「MDAM」(集英社)が選ばれた。

 電流協では電子出版市場の活性化を目指して2018年に「電流協アワード」を創設し、電子出版の制作・流通分野の優れた案件を表彰してきた。

 大賞となった「MDAM」は、雑誌・書籍の編集制作支援機能とコンテンツの二次利用を促進するアセットマネジメント機能を兼ね備えた総合誌面制作プラットフォームとして、自社だけでなく他の出版社へも展開するなど会社の枠を超えた横断的な取り組みをしている。さらに、MDAMを基盤とした新規サービスの創出を目指すなど、雑誌コンテンツの新たな可能性を追及していることなどが高く評価された。

 そのほか、「電流協特別賞」としてオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」(オトバンク)、フルカラー&縦スクロールコミック「タテスクコミック」(KADOKAWA)、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」(セルシス)、電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」(図書館流通センター)の四社が選出された。

 なお、6月23日にオンライン表彰イベントを開催する予定。詳しくは公式HPで確認を。