川上未映子の「すべて真夜中の恋人たち」が全米批評家協会賞の小説部門の最終候補に選ばれた。
全米批評家協会は2月1日までに、小説部門の最終候補5作品を発表した。日本の版元の講談社によると、小説部門で日本作品が最終候補になるのは初めて。
全米批評家協会賞は、全米図書賞などに次いで権威のある米国の文学賞の一つで、毎年、優れた英語作品に与えられる。
川上は自身のTwitterで報告し、「モリスン、アップダイク、マンロー、ロス、マッカーシー、ボラーニョ……過去の受賞作&作家を眺めつつ、怒涛のお祝いの連絡に不思議な気持ちです」と心境を述べた。
「すべて真夜中の恋人たち」が全米批評家協会賞の最終候補作になりました。翻訳部門ではなく小説部門です。モリスン、アップダイク、マンロー、ロス、マッカーシー、ボラーニョ……過去の受賞作&作家を眺めつつ、怒涛のお祝いの連絡に不思議な気持ちです。3月23日NYでのセレモニーで発表です。 pic.twitter.com/mKq6QAZ1Of
— 川上未映子 Mieko Kawakami (@mieko_kawakami) February 1, 2023
なお、受賞作は3月23日に米ニューヨークで発表予定。小説部門の最終候補作は以下。
Percival Everett, Dr. No (Graywolf)
Jon Fosse, A New Name, trans. by Damion Searls (Transit Books)
Mieko Kawakami, All the Lovers in the Night, trans. by Sam Bett and David Boyd (Europa Editions)
Ling Ma, Bliss Montage: Stories (Farrar, Straus and Giroux)
Namwali Serpell, The Furrows (Hogarth)
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